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ぼる塾・田辺さんがときめく銀座の菓子…贈り物上手3人の「とっておきの手みやげ」公開

 新しい流行が生まれては消える東京で、最新アイテムに詳しい贈り物上手な人たちがヘビロテする手みやげがある。朝日新聞出版から出版されているムック「東京 手みやげと贈り物【最新版】」(アサヒオリジナル)では、ぼる塾の田辺智加さんイラストレターのケイリーン・フォールズさん「メゾンカカオ」創設者・石原紳伍さんから、具体的なアイテムと使えるシーンを取材。ムックから、3人の「とっておき」を紹介する。

「東京 手みやげと贈り物【最新版】」(アサヒオリジナル/朝日新聞出版)
「東京 手みやげと贈り物【最新版】」(アサヒオリジナル/朝日新聞出版)

■ぼる塾・田辺智加さん/銀座 菊廼舎「冨貴寄」

ぼる塾・田辺智加さん/ぼる塾は4人組お笑いグループ。田辺さんは著書『ぼる塾田辺のスイーツ天国 あんた、食べてみな!』を上梓するほどのスイーツラバー

 芸能界きってのスイーツラバーであるぼる塾・田辺智加さんが、「久しぶりに会った友達とのおみやげ交換にいつも使っている」というのが、銀座 菊廼舎の「冨貴寄」。「銀座でバイトをしていた時代に、いつも厳しい先輩が差し入れしてくれたのがきっかけ。おいしさに感動して、自分でも買いに行くようになりました。この和柄にときめきますよね」。一気に食べてしまうので、自分用にはあえて小さいサイズをチョイスしている。

ぼる塾・田辺さんの「とっておき」は銀座 菊廼舎の「冨貴寄」(ことほぐ 2484円)。風が吹き寄せた木の実や葉っぱをイメージしたという和菓子で、干菓子に名前やメッセージをプリントできるサービスもある

 丸い缶の中には、和風クッキーや落雁、金平糖、黒糖ピーナッツなどの干菓子がぎっしり。一つひとつ職人が作り、手作業で缶に詰めている。「いろいろな味があって飽きがこないので食べる手が止まらない! 自分が怖いです……。抹茶の味もすごく濃くて、一つひとつが本当においしいんです」と田辺さん。素材も全ていいものを使っているので、育休中のメンバー、酒寄希望さんの子どもにも食べさせてあげたい、と話す。

■ケイリーン・フォールズさん/新宿追分だんご本舗「お団子」

 フードイラストレーターとして活躍するケイリーン・フォールズさんが、「店の前を通るとつい立ち止まってのぞきたくなる」というのは、新宿通りに面した老舗団子店「新宿追分だんご本舗」。豊富な種類の串団子と大福、あんみつなどの甘味が店頭に並び、材料からこだわるお団子は、毎朝一つひとつ、熟練の職人が心を込めて手作りしている。

イラストレーター ケイリーン・フォールズさんの「とっておき」は新宿追分だんご本舗の「お団子」(1本205~356円)。1947年から続く団子店で、桜餅や栗大福などの商品も販売している

 定番のみたらしやこしあんはもちろん、抹茶あん、桜あん、いちごあんなど、バリエーションも豊富。ケイリーンさんも、季節の味をいつも楽しみにしていると話す。「特に桜あん、はちみつレモン、栗あん、いちごあんが好き。カラフルで見栄えがよいのもいいですよね」。

■「メゾンカカオ」創設者・石原紳伍さん/TIME & STYLEの「TAMAKI-白磁-」

 鎌倉のチョコレートブランド「メゾンカカオ」の創設者で、カカオの可能性を探求するカカオディレクターとして、日本各地の旬の素材とカカオの掛け合わせを提案している石原紳伍さん。彼が引っ越し祝いなどの贈り物として使っているのが、TIME & STYLEの「TAMAKI-白磁-」だ。

「メゾンカカオ」創設者・石原紳伍さんの「とっておき」はTIME & STYLEの「TAMAKI-白磁-」(ティーカップ3960円/ソーサー3300円)。繊細な質感と歪みのないラインで凛とした存在感を放つ

 TIME & STYLEは、家具や魅力的なテーブルウェアを取り揃えるライフスタイルショップ。シンプルなフォルムと素材を生かしたオリジナルプロダクトが特徴だ。「特にカップアンドソーサーはデザインが繊細で美しく、持ちやすさと口当たりがなめらかな逸品。店舗でも使用しています」と石原さん。TIME & STYLEのものづくりへの思い、一つひとつのこだわりを、リスペクトしているという。

(構成:生活・文化編集部 白方美樹)