サウナ好きなら一度は泊まりたい!約160年前に建てられた京都の「町家一棟貸しサウナ」でととのい体験
2人が宿泊したのは、2022年8月、京都市中京区の烏丸御池の路地裏に突如現れた町家一棟貸しのサウナ「MACHIYA:SAUNA KYOTO」。約160年前に建てられ、かつては芥川龍之介など多くの著名人が訪れるアトリエとして使われていたという。
細い路地を抜けた先に看板を見つけた二人は、16時30分にチェックイン! 美しく手入れされた中庭と歴史ある建物に胸が高鳴る。
2階のくつろぎスペースに荷物をおいたら、早速サウナへ。古民家の1室をリノベーションしたサウナ室は約90度に設定されている。ペパーミント、ローズマリー、オレンジのアロマオイルが用意されているので、好きな香りでアロマ水を作って、自分のタイミングでロウリュしてしまう。二人の口から思わず「いい香り~」と声が漏れる。貸し切りなので、アウフグースだって思いのまま。10分もたてば、体が芯から熱くなり、汗がじんわり……。
体が十分に温まったら、サウナ室を出てすぐの水風呂へ。中庭を望む半露天の檜風水風呂で体を冷やしていく。縁側にはととのい椅子もあって、水風呂後にそのまま外気浴するのもいい。ももちゃんとりつさんは「縁側最高~」と言い合いながら、しばしまったり。さらに、休憩スペースにある竹のロッキングチェアに揺られてゆっくり――。
心拍数が落ち着いたところで、再びサウナ→水風呂→外気浴のセットを繰り返せば、体はポカポカ、頭ははっきり。“ととのい”のときがやってくる。1時間ほどかけてサウナを楽しんだ二人は、2階のリビングルームへ。滞在中は、ソフトドリンクの飲み放題や動画ストリーミングサービスなどのオプションも付いてくるので、リビングにある4Kの大スクリーンとサラウンドスピーカーで好きな映像を見たり、テイクアウトした京都のおばんざいやスイーツを食べたり、お昼寝したり……。
のんびりしつくしたら、床の間のある和寝室でふかふかのお布団にくるまって早めに就寝。2日目は早起きして、11時のチェックアウトギリギリまでサウナを楽しんだ。朝の気持ちのよい空気の中での外気浴がまた、初日とは違った趣。冷蔵庫や電子レンジもあるので、中庭を眺めながら朝食を取るのもおすすめだ。
1セッション3時間の貸し切り利用も可能だが、サウナ好きならやはり一度は泊まってみたい。
(構成:高島夢子/撮影:マツダナオキ/編集:生活・文化編集部)