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Arc column vol.89【面白がってるやつが強い】

Arc column vol.89【面白がってるやつが強い】 2024/10/20(日)


「知好楽」。

皆さんは、この言葉をご存知でしょうか。

「知好楽」(ちこうらく)とは、中国の古典『論語』に由来する言葉であり、この言葉は、孔子が述べたことで有名な言葉です。

「知る者は好む者に如かず、好む者は楽しむ者に如かず」という一節に基づいています。

この意味は、

「何かを知っている人は、それを好む人には及ばないし、好んでいる人は、それを楽しんでいる人には及ばない」

という意味を持ちます。

つまり、知識を持っているだけでは不十分であり、物事を好きになること、さらには楽しむことが非常に重要だという教えです。

孔子は、人間の学びや行動において、知識を持つこと、好むこと、そして楽しむことの段階的な発展を示しており、最も理想的なのはその物事を心から楽しむ状態だとしています。

この言葉を知って頂いた中で、今日紹介したい言葉は、この言葉に1文字追加した造語についてです。

私はこの造語を大学時代からとてもお世話におり、憧れの方から教えて頂きました。

その言葉とは、【知好楽面】。

元々の知好楽という言葉に「面」、つまり「面白い」を付け加えた造語です。

するとどのような意味になるかというと、

「何かを知っている人は、それを好む人には及ばないし、好んでいる人は、それを楽しんでいる人には及ばない、そして、楽しんでいる人は、それを面白いと感じて取り組んでいる人には及ばない」とのなるのです。

人生においてもスポーツにおいても、全てが楽しいと感じれるかと言うと、そうではないと思います。

しかし、どんな壁にぶち当たっても、また、難しい局面、厳しい局面に立ち会っても、その状況を
面白いと感じてチャレンジできる人は、何より強いと私は感じます。

私も現役時代、多くの困難に直面してきました。その中で、その場面にやりがいを感じ、面白いと感じたこともあれば、そうではなかったことも多くありました。

面白いと思って取り組めた時は、良い方向に進むことが多く、厳しいと思ってしまった時は、なかなか突破口が掴めないことが多かったと感じています。

特にスポーツは失敗が多く存在します。

失敗や経験を重ねて、大きく成長していきます。
この成長を面白いと感じ、次の成長の原動力にできる人材、臆することなくチャレンジできる人材は、どのような場面が訪れても、ブレることなく歩みを続けていけることでしょう。

皆さんも是非、知識があることを、好み、楽しみ、そして面白がってチャレンジしていく。

このことを意識して、どんな場面でも、面白味を見出して取り組んでいってほしいと思います。

【知好楽面】。この言葉は、何事にも積極的に取り組み、楽しむ姿勢、面白いと感じる姿勢の重要性を伝えられることができるでしょう!

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佐藤旭

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