Arc column vol.83【継続は一生の自信】

Arc column vol.83【継続は一生の自信】 2024/9/8(日)

「継続は力なり」。
多くの方々がこの言葉を耳にしたことがあるはずです。

何事も地道に続けていくことが成果に繋がると、
このような意味合いで教えられてきたのではないでしょうか。

地道に続けることがいかに大変であり、特に習慣化するまでは、強く意識しないとけないことが多いですよね。

また、時間も労力も使うので、言葉以上に実際にはやり続けることが非常に難しいことは皆さんも様々な場面で経験されていると思います。

それでも継続すること、やり続けることがなぜ重要だと言われるのでしょうか。

これは私の経験から自分なりの考えをお伝えしようと思います。
私は野球から継続することがいかに難しいかを感じてきましたが、同時にとても重要であることも
感じながらプレーをしてきました。

継続することで、その先に何が身に付くのか、何を身に付けたいのか。この目的や将来への想いが非常に大事なのだと思います。

では、継続することで、何が身に付くのか。

それは、【揺るぎない自信】だと思います。

スポーツをしていると、結果がすごく出ている時というのがありますよね。
そのような時は何をやっても上手くいくことが多く、顔つきも振る舞いも自信に溢れている思います。

しかし、この結果から得た自信というのは、一時的な自信にしか過ぎないのです。

私はこれを実際に経験しました。

私が社会人3年目・4年目の時です。3年目は年間を通してすごく充実している1年間を過ごすことができ、大きな自信を手に入れ、翌年にどれだけの結果を残せるのか、自分自身に大きな期待をして臨みました。

しかし、4年目を迎え、蓋を開けてみると、ほとんど結果を残せない1年間を過ごしました。

この時に、3年目で結果で得た自信は次の結果次第でいつでも失ってしまうことを感じました。

しかし、同じ時期に継続し続けてきたことがありました。それは、毎日の野球ノートやＰＤＣＡサイクルを回しながら1日を欠かすことなく書き続けた手帳。

毎日欠かすことなく取り組んできたこのノートや手帳から得られた自信は結果が出ないからといって揺らぐことはなかったのです。

もちろんこれは私の経験や感覚に過ぎませんが、継続してきたこと、やり続けたことに対しては
絶対的な自信が身に付いており、これが継続することの本当の意味なのではないかと私は考えています。

これはスポーツだけでなく、人生そのものにも言えることだと思います。

スポーツにも人生にも好不調は必ずあります。
不調でなかなかトンネルを脱することができない時に、何が自分の土台や支え、脱出の鍵になってくれるのか。

それは、普段から地道にやり続けてきたことへの自信や取り組みだと私は思います。

そして継続し続ければし続けるほど、そこに深みや重みが出てきます。
これがその人自身の人生に直結し、人間力を高めてくれるのだと思います。

結果で得た自信は一瞬、継続から得た自信は一生。

皆さんも、自分にしかない揺るぎない自信を継続することで身に付けて頂きたいと思います！

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佐藤旭