SNSの定期更新ルール
10月、SCAJ出展などでバタバタとしているうちに
noteの方はすっかり忘れ去られておりました。
(SCAJについての記事は途中まで作ってましたが、冗長になりすぎてボツに)
そんな久しぶりの投稿で、
2か月近く投稿していなかった人間らしからぬ事を書こうかと。
当店のInstagramアカウント。
投稿数は2024年のうちに900に届くか届かないかくらいになりました。
2000を超えるフォロワー(アクティブ数は知らん)を抱え、
当店の情報発信のメインとなっているInstagramアカウントですが、
更新についてはやみくもに思いのままにしているのではなく
オープン時からルールを決めての運用をしています。
それが、「定期更新」。
営業開始前の11時~12時、隔営業日の金・日・火曜日に更新をする。
これをある種のノルマとして課して5年以上やり続けています。
内容は店の新情報があればもちろん優先して発信するのですが、
そうではない店の日常的な話も結構な数発信をしています。
定期更新をする一番の理由が、「単純接触効果」。
定期的にタイムラインに当店が現れる事によって、
その効果で当店に対する印象が良くなる心理的効果を狙っています。
また、定期的に現れる事で常に頭の片隅に当店の存在が残り、
どこかに出かける選択をする際に
その候補に常に当店が現れるようになる事も狙っています。
誰しもがお出かけ先を毎回調べたりはしないでしょうから。
かといって毎日何度も更新するのは負担が大きいうえに
大量に流れてきて鬱陶しい・邪魔とフォローを外されかねないと思うので
隔営業日更新を基本とするバランスにしています。
実際オープンから3か月間毎営業日更新をしていたら
かなり負担が大きかった・・・という経験でこうなりました。
「是非定期更新しましょう!」という話は仲の良い
お店をやっている方にはよくしているのですが、
「書く内容が無いよう・・・」なんていう
いわゆるネタ切れの話もよく返しで言われます。
でもネタ切れなんて話をしていたら、
定期更新なんてできる訳がありません。
私も更新日なのに書くネタが全然無いというのは
初年度の時から頻繁にありました。
それでも、ノルマとして課しているのでネタは作るんです。
何も新情報や商品だけがお店ではありません。
店の建物、使っている道具、置いてある小物、周辺環境、
商品に関係する豆知識、自分自身・・・などなど、
視野を広げて多くの物を対象にしてフォーカスすれば、
ネタはそれだけでもかなり作れるものです。
また、過去にフォーカスしたものであっても、
それについてまた別の視点・角度の話を書けば
それもまた違った投稿として成立もするはずです。
ここまでやり切れば1年分、150投稿くらいのネタは全然作れるはず。
1年も経てばみんな忘れるので、過去のネタをもう一度引っ張り出しても
また同じこと書いているなんて言われる事も無いはずです。
一生更新し続けられるサイクル、完成しますね。
こんな形で多角的に店の事を取り上げるのもまた大事な要素で、
店の事をより知ってもらう事はもちろんなのですが、
お客さんの興味関心は人それぞれ違うので
同じタイプの投稿ばかりだと特定のお客さんにしか刺さらないところを
多角的な投稿で投稿毎に違ったお客さんに刺さる形になれば
ファンになってくれる・店に来てくれるお客さんの数も増えるはずです。
SNSは無料で出来る集客・広告ツールです。
今の時代、これがあるから経営体力の無い個人店が注目され戦えます。
もちろん分かっているお店はみんなやっているので、
そこでバズったり目立ったりするのは難しいです。
それでも、広告費を出せないお店が使わない手は無いでしょう。
そして写真で見映えのしないコーヒーが主力でバズる事も無く
写真より文章な得意なInstagram向きで無い私がここまでやれているのは
何にも縛られない自営業者でありながらも敢えてノルマとして課して
コツコツとやっている部分が大きいと思っています。
SNSをサボっているお店のオーナー、
特に当店と繋がりのあるお店の人間に、
改めて届けたいSNS活用についての投稿でした。