焼き場にて 龍は空へと立ち昇り 確かにいたんだ 勝ち気なあなたが
長夜に思い耽けて 抽出す 口を付けて ひとしずく 落ち
恨めしい 明けの唐衣 ぽつぽつり 日々を盗んで ともに舞おうと 一日一首は諦めた苦笑
実生活において精神的に辛いことがあったり、発作が起きたりでなかなか上手くいかず…前に詠んだ三首 「あるがまま」その言葉にて呪われて 「あるがまま」にて癒され続ける 月夜にて 一寸先を照らしゆく 隣の席によく似合う君 みななかで 踊る二人は絵の具の様 優雅に絡み 混ざり満ちゆき
ジュブナイルモラトリアムに句点置く 午前七時に巻いた首輪で
懐かしい 映画を見た後 頬張った 笑い殺されそうだよ 私 手のひらに メッセージが 届きました 干あがらせたい 涙似た海 16才 生まれた時から数えれば 半分近く 好きだったんだ
丁度いい 二合用の炊飯器 呼びかけられることもないから
テーマ「車窓」 「山って木で出来ているんですね。」 「そうだね。僕も、そう思ってた。」 憧憬に傾いたよなその瞳 いつか狂ったピントを戻した。
昔から、はなすことや説明すること。 それはそれは苦手なコトでした。 短歌に出会ったとき、心の底からホッとしたことを思い出します。 二年ほど前から詠みはじめ、勉強などせずに詠んできました。今年に入ってもっと奥行きをイメージして貰える短歌詠みになりたいと思いました。 一日最低一首は詠みたいと思います。