ただ一つの思い出の中の自分は、ひとり庭に立たされている避雷針だ。サンダーはいい加減な鼻歌を歌い、しつこく表へ誘ってくるのだ。ごごごおんががだがんばばばばばべばぞーん。しないしない、行かない。約束があるんだと、真面目に断って今に至るんだ。でも写真くらいは撮れば良かったと思っている。
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