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俳句の時間 2022.01.25

先日のネット句会の兼題「凍滝」を、選評締め切り前の土曜日にテレビで見たときに、そこを登る人がいるということに驚いた。雪山登山があるのだから、凍った滝だって登れるのだ。知ってる人には当然だろうが、私は寒がりの運動音痴だから初めて知ったのだ。わ~お。カナダの例だけど、アイスクライミングの360度ビューが見れるので、サイトを貼っておく。

ニュースで見たときは、「あんなところに人が登ってる!」くらいだったが、アイスクライミングの装備を調べてみたら、なんか物々しい。360度ビューでも印象的に映っていたのが、アイスアックスと呼ばれる氷面に打ち付ける斧だ。

句会では私は一物仕立てで作ったので、次は取り合わせで作ろうと思っていた。アイスアックスは音数が多いなあ、氷斧(ひょうふ)と訳すとピッケルらしいし、と別名を検索したらドイツ語のアイスバイルeisbeilという呼称があった。これを使ってみよう。
さて、実際に氷に打ち付けるとしたら何を感じるだろう、としばし妄想。

打てない。打ちどころに迷う。いや、むしろ畏れ多い。いいのか、この美しさに人為的な傷を作るような行為。でも美しいから攻略したいと思うだろうか。経験したことがないということはこんなにもわからない。クライマーはどんな気持ちで第一投を打ち込むんだろう。会えたら絶対聞いてみたい。

おののきのアイスバイルや滝凍る 要


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