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相撲を観に行った話

昨日は相撲の地方巡業を観に行った。
今年の夏巡業も一度観に行っていて、それが初めての巡業観戦だった。
朝9時から始まって15時まで。
長丁場である。

朝稽古の様子


前回の時もそうだったのだが、お昼すぎくらいに中だるみしてしまう。
お昼ご飯の幕の内弁当を食べると眠くなってくる上、同じところに座っているのがつらくなってきて、場内を歩き回ったり場外を散歩したり。
昨日もそんな感じで一度会場の外に出た。

席はイスとタマリがある。
イスは基本的にパイプ椅子で、タマリは体育館の床に座布団という形式である。
土俵から少し遠いがイスのほうが楽だろうと思っているが、それでもパイプ椅子のためずっと座っているとお尻が痛くなる。

なんかもう眠いしお尻痛いし、帰りたいなと少し思った。
楽しいイベントの最中でも、気分が落ちるとすぐ帰りたくなってしまうのは私の悪い癖だ。

不調のまま、外にいるのも飽きて会場へ戻った。
土俵ではちょうど初切(しょっきり)が行われていた。
相撲のルールをわかりやすくコミカルに伝えるコントみたいなもので、幕下以下の力士が体を張って声を張って披露してくれる。
それを観ていたら少しずつ気持ちが上向いてきた。
力士のはずなのに芸人みたいなコントができるのってすごいなあと思った。
普通の力士にはない才能だから、引退したとしても社会で活躍できるのではないかなあなんて考えていた。

その後関取衆が土俵入りして、いよいよ関取以上の取組が始まった。
やっぱり強い人たちの取組は面白い。
巡業だから本気は出していないだろうけれど、その分ファンサービスがあって嬉しい。
私が推しているのは同郷の御嶽海関。
私は「御嶽海」と書かれた応援タオルを持っていたのだが、土俵入りの時に彼がこちらに手を振ってくれたような気がして勝手に盛り上がった。
たぶんアイドルのファンなんかも、こんな感じに目が合った気がして興奮するのだろうな。
……と冷静に分析する自分もいた。

これより三役

うつで体力がない私には9時から15時まである巡業は、結構きついものだ。
前回も今回もボロボロになってしまったが、それでもやっぱり力士の姿を生で見るのは楽しい。
今度はもっと体力をつけた状態で国技館に観に行きたいなあ。

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