TOEICでスコアが上がり続ける人はほとんどいない
先週末はTOEIC試験日でしたね。
私自身は、英語コーチングスクールでのコーチ勤務時も含めると、TOEICだけで100名以上の受講生の皆さんをコーチングした経験があります。
その経験から言えることは、
「TOEICで右肩上がりにスコアが上がり続ける人はほとんどいない」
ということです。
これは、英語学習があまりできず実力が伸びなかった、という方はもちろんなのですが、順調に英語力が伸びていっている人でも同様なのです。
言い換えると、例えば自宅で取り組む模試では右肩上がりでスコアアップしていたとしても、本番の試験ではなぜか前回よりもスコアを下げる、ということが起こります。
どうしてでしょうか?
まず、TOEICは「±50点の誤差がある試験」であることを念頭に置く必要があります。
実際、公式が、±50点の誤差があることを認めてます。
つまり、今800点の実力の方の場合、750~850点のスコアが出る可能性があるわけです。
そうしてみると、公式問題集の幅広すぎるスコアレンジもある程度納得ですね。
なので、例えば1月のTOEIC時には800点の実力だったものの、本番では上振れして850点取ったとします。
次の2月の試験時の実力は850点くらいまで上がっていたものの、本番では下振れして800点になったとします。
このような場合、実力は50点くらい上がっているのに、スコアは50点も下がってしまう、という結果になります。
なので、特に毎月TOEIC試験を受けているような方の場合、毎回の試験結果には必要以上に過敏になる必要はありません。
逆に言うと、仕事などで「どうしても●月までに●点必要!」という方の場合、実力がそのスコア+50点以上ないと安心できないと思います。
例えば、800点必要なら、850点くらいの実力はつけておかないと、確実に800点が取れるとは言えません。
だから、TOEICのような試験で一定の定められたスコアを達成する必要がある方には、とにかく一刻も早く準備をすることをお勧めしているのです。
もしあなたがTOEICで定められたスコアを確実にとる必要があるようでしたら、ぜひ少しでも早く本腰を入れて学習を始めてくださいね!
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