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リトグリ結海の国家独唱の和の歌声に脱帽した話
自分でも最近よく分からなくなってきているのですが、先日の結海の国家独唱が凄かったのです。
その時のニュース動画はこちら。
いつも通りの丁寧なピッチと澄んだ歌声はもちろんのことなんだけど、なんかそこじゃなくて。
「君が代」って、後半の高さに合わせて、最初を低く入る人も多いけど、結海は意外に高めから入ってて。これ大丈夫なのかなと思ったら、地声とファルセットを巧みに行ったり来たり。
そして何より、雅楽の演奏を思わせるような声質と歌い方。「やーちーよーに」の部分などで音が連続的に変わる様は、雅楽でいうと、篳篥という楽器の塩梅という奏法だそうです。何だろう、凄くいい。
結海ってファルセットを使う時に沖縄民謡のような歌い方をするなと思っていたのと、地声からの切り替えがナチュラルで特徴的で。そうか、これファルセットじゃなくて、沖縄民謡でもよく使われるミックスボイスなのかな。
歌唱のラスト部分。「こーけーのー」の後、少し溜めてからの「むーうぅーすーうー」、ここも和楽器のよう。和楽器の声で歌ってる。何のことかよく分からないけど、そんな感覚。シンセか?シンセなのか?
そして、最後にしっかり溜めてからの「まーあぁでー」の「ま」。静寂からの入りで、子音を優しく優しく出す歌い方も風情がありますね。短い歌唱の中でもオリジナリティが際立っていました。
10周年を前に、リトグリメンバー1人1人の活動がこれまで以上に幅広く、チームとしても個人としても色々なことにトライしていくんだなとも感じて、10周年イヤーが更に楽しみになりました。
今回の国家独唱。リトグリ結海の、ソロシンガー結海としてのファーストピッチでもあり、また同時に、リトグリメンバーそれぞれの個人としての活動のファーストピッチの大役を結海が見事に務めた、そんな記念すべき日になりました。