24年7月、リトグリ第二章、はじまりました。
お前は何を言っているのかと。でもそういうこと。
UNLOCK! ファイナル公演@東京ガーデンシアターは、間違いなく僕が経験したリトグリの最高のライブだった。殻を破ったと思った。故きを温ねて新しきを知る、第二章リトグリの本当の扉が開いた、いや、リトグリメンバーの一人一人が、自らの力で殻を破って蛹から孵化するような、そんな姿を見せてくれたライブだった。
特に印象的だったのは結海で、感情のこもった歌声は第二章のリトグリでは聴けないかな、と思っていたけど、一気に結海が持ってきた。そしてライブ後半の激しい煽りからの、最後の挨拶。この落差。泣いたよね。こんな結海がリトグリに入ってくれて、ただただ嬉しい。
今年の結海の誕生日のサプライズの時。miyou が「結海はいい子やから」って言ってたけど、本当に。彼女の素直で真っ直ぐで一生懸命なキャラクターが、ともすればリトグリから薄れてしまうであろう無邪気さを思い出させてくれる。あぁそうか、だから結海の「夢がはじまる」に惹かれるんだ。また聴きたい。
初期のクールビューティーなイメージの結海からは今の結海の姿は全く想像できなかった。一年後、二年後の結海は一体どんな姿を見せてくれるんだろう。
もうひとつ思ったのは、アサヒが珍しく溜めて歌う場面があったこと。他メンバーも所々で感情的だったり溜めたり、少しアレンジして歌うことがあって、第二章のリトグリとして、表現力を重視する方向に UNLOCK! してきたなと。
一年目は、まず妹組が基礎からしっかりプロとしての歌う技術を身につけて、6人のハーモニーが安定してきたこのタイミングで、これまでの優等生的な歌い方から一歩進んで、より感情や個性を乗せるモードにシフトしてきた感じ。
特徴や個性がバラバラの6人が混ざり合ってハーモニーを奏でる。そう、アーティスト集団としてのリトグリ第二章、はじまりました。
そうだもうひとつ、ミカの JOIN US! も凄く良かった。初期は荒削りで若さが溢れていて、最近は真っ直ぐ丁寧に歌うことに注力していたようだけど、今回の歌い方はミカらしい、ミカのオリジナルの、可愛くて元気な歌い方で魅力的だった。ハマった時のミカの破壊力えぐいです。
もちろん、かれんはいつにも増して歌もダンスもキレキレだったし、MAYU もしなやかで情感たっぷりだったし、miyou も最高にかっこよくて暖かかった。今回のライブ、まじで円盤化が楽しみ過ぎて指折り待ってる。
最後に、ORIGAMI(英語っぽい発音で)。
この曲、表現力を UNLOCK! したリトグリに見事にハマってる。特にアサヒがいい。6人体制になって妹組に刺激されてか、最近どんどん表現力が増してると思う。本当に驚いた。
そしてこの曲って、とってもとってもNHK向きだよね。ぜひ紅白で歌ってほしいなぁ。僕には目に浮かぶよ、リトグリがNHKホールから日本中を感動の渦に巻き込む姿が。
いい10周年イヤーになりますように。