企業クチコミを味方につける。
10年くらい前までは、求職者は求人広告や企業ホームページなど、限られた情報のなかで転職活動をするしかありませんでした。
しかしいまでは、採用オウンドメディア、SNS、動画コンテンツなど、さまざまな情報源に当たることができます。そのなかでも特に重要なのが、いわゆる「クチコミサイト」です。
現在では求職者の約7割~8割が活用しているともされており、採用活動を行なう上では非常に重要なファクターになっています。
とはいえ、クチコミがむずかしいのは、何を記入されるかわからない点です。また、過去に起きた事象で、現在は解決されていることも、ログとして残ってしまいます。
そこで大切なのは、まず都合の悪いことを隠そうとせず、改善の意志を求人広告や採用ホームページなどで伝えること。たとえば賞与が少ない、ということであれば、今後どのように事業を展開して増やそうとしているのか。ミドルマネジメントが機能していないなら、中間管理職の教育をどのようにしようとしているのか。などを記載しましょう。
同時に、すでに改善されていることについては、その旨を明確に書いておくことが大事です。さらにクチコミを最新のものに更新できるように、社員に働きかけるのも良いと思います。
繰り返しになりますが、企業の良い点も、悪い点も、求職者は情報を集められる時代になっています。いかにクチコミを味方につけるかで、採用力は大きく変わってくるのです。