「気づき」のある求人広告。
私が求人広告を制作する際にひそかに行なっているのが、求職者に対してひとつでもいいので「気づき」をもたらすということ。たとえば以前の記事で書いた、「体力を使う仕事」＝「タダで筋トレができる」なども、大きなくくりでは同じ意図を持ちます。
求職者、特に業界や職種の未経験者は、想像以上に自分がしたことのない仕事について知らないものです。それにともなって、自分がどんな仕事に向いているか、も意外とわかっていません。
だからこそ、求人広告や求人票においては、仕事内容を詳細に書くとともに、魅力を伝える重要性が出てきます。こうすることによって、求職者の志望動機を形成するとともに、ミスマッチを防ぎ、結果的に採用や入社後の活躍につながるのです。
また、求職者が「なぜ転職するのか」についても、潜在的なニーズやウォンツをつかみ、訴求していくことが大切です。主な転職動機が「給与を上げたい」だったとしても、「高給だけどめちゃくちゃきつい仕事」に就くかといえば、それは人それぞれとなってきます。
ですので、求職者が「どんなワーク（仕事）、どのような生活（ライフ）でバランスをとりたがっているか」をイメージし、それに対して「この職場であればそれが叶いますよ」という気づきを与えられれば、採用成功の確率は上がってきます。
求人広告ではスペースの関係上、伝えたいことを絞り込む必要がありますが、採用ホームページやSNSであれば、多角的に貴社の魅力を伝え、気づきを与えることが可能です。
現在では無料で採用ホームページを作成できるサービスなどもありますので、こういったものもうまく活用し、「求人広告で露出し、採用ホームページに誘導してさらに志望度を上げる」といった施策をぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
■無料の採用ホームページ作成サービス例