浅倉 正芳 / asache

ライフイズテック株式会社のインフラ/SREグループ マネージャー。 オンラインサービスの信頼性の向上、セキュリティ対策、コスト最適化の3本柱に取り組んでいます。

浅倉 正芳 / asache

ライフイズテック株式会社のインフラ/SREグループ マネージャー。 オンラインサービスの信頼性の向上、セキュリティ対策、コスト最適化の3本柱に取り組んでいます。

マガジン

  • ライフイズテック サービス開発部 インフラ/SREグループ

    • 37本

    ライフイズテック サービス開発部 インフラ/SREグループのお仕事に関する記事をまとめています。

  • イベントレポート

    • 0本

    参加したイベントの内容や感想をまとめています。

  • 書評

    • 0本

    書評の記事をまとめています。

最近の記事

AWSの耐障害性ワークショップに参加しました

はじめにこんにちは!ごくたまに倒れることもありますが、身に降りかかる障害には強いほうだと思っているあさっちです。 少し前の話になりますが、AWSの方から声をかけていただき、7月1日に耐障害性ワークショップに参加してきました。弊社がご提供しているライフイズテックレッスンや情報AIドリルといったサービスも規模が大きくなりユーザー数も増えているため、障害を事前に防ぐこと、そして万が一障害が発生した場合に迅速に復旧することの重要性がますます高まっています。 ワークショップが行われ

    • AWSのEC2インスタンスへの接続にSession Managerを使ってみた

      こんにちは!家にいてもなかなか仕事へのセッションを切ることができないあさっちです。 これまでサービスが稼働しているAWSのEC2インスタンスにアクセスするには、鍵ファイルを使ったSSH接続を利用していたのですが、セキュリティ面を考慮してAWS Systems Manager Session Manager(以下Session Manager)に変更することにしました。今回はその目的や手順についてお話したいと思います。 変更する目的弊社ライフイズテックでは、サービスを稼働さ

      • ユーザー1人あたりのインフラコストを半分にするまでの道のり

        こんにちは!家族1人あたりの食費は単調に増加しているあさっちです。 今回は、私が所属しているインフラ/SREグループで目標の1つとして設定している月間アクティブユーザー数(MAU)あたりのインフラコストを、2年半ほどかけて約半分に減らしてきた過程についてお話したいと思います。 Key Resultとしてのインフラコスト弊社ライフイズテックではOKRのフレームワークで目標管理を行っています。グループで掲げているObjectに「コストの最適化を行い、事業を継続できる状態を作る

        • Notionカレンダーを使って課題とタスクを管理する

          こんにちは!計画を立てるのが好きなのですが、その通りに進んだためしがないあさっちです。今回は先日リリースされたNotionカレンダーとその使い方についてご紹介したいと思います。 NotionカレンダーとはNotionカレンダーは、1月18日に突然リリースされたNotionの最新機能です。Notionが2022年に買収した「Cron」というアプリケーションの技術が組み込まれています。主に以下の2つの便利な機能を提供します。 Googleカレンダーと同期 Googleカレン

        マガジン

        • ライフイズテック サービス開発部 インフラ/SREグループ
          37本
        • イベントレポート
          0本
        • 書評
          0本

        記事

          AWS re:Inventで発表されたAmazon Qを使ってみた

          こんにちは!Qと聞くと、世代的にリアルタイムに見ていたわけではありませんが、ウルトラQを思い浮かべてしまうあさっちです。 ちょっと出遅れてしまった印象はありますが、今回はAmazon Web Services(AWS)が主催する開発者向けカンファレンス、AWS re:Inventで発表されたAmazon Qについてお話したいと思います。 Amazon QとはAWSは11月28日、re:Inventでビジネスツールと統合できるように設計された生成AIアシスタント「Amazo

          AWS re:Inventで発表されたAmazon Qを使ってみた

          AWSの生成系AI体験ワークショップをやってみた

          こんにちは!ChatGPTと会話するときもどうしても敬語になってしまうあさっちです。 最近、弊社ライフイズテックでもAI Labを中心として生成系AIを活用したプロダクトを開発しています。私自身はインフラの構築や権限設定の作業などが多いため、生成系AIそのものに触れて学ぶ機会が欲しいなと思っていたところ、AWSが提供している「生成系AI体験ワークショップ」という教材を見つけたので早速やってみることにしました。 生成系AI体験ワークショップとはワークショップの概要 ワーク

          AWSの生成系AI体験ワークショップをやってみた

          【書評】システム障害対応に立ち向かう意義とは? - 「3カ月で改善!システム障害対応 実践ガイド」

          こんにちは!会社でも家庭でも火消しに追われているあさっちです。 弊社ライフイズテックでは、中学校・高校の情報の授業で利用していただくライフイズテックレッスンというオンラインの学習教材をご提供しています。 2019年にサービスを開始してから、障害が起きた頻度はそれほど多いわけではありません。ただ、多くないからこそ、対応するフローがはっきり決まっておらず、発生したときに都度その場で考えながら動いているという課題がありました。 おかげさまで、ライフイズテックレッスンは全国600

          【書評】システム障害対応に立ち向かう意義とは? - 「3カ月で改善!システム障害対応 実践ガイド」

          AWS Cloud9でAIコーディング支援サービスAmazon CodeWhispererを利用する

          はじめにこの10月から、弊社ライフイズテックが運営しているIT・プログラミングスクールでは秋学期が始まりました。スクールでは、実際の開発にも不可欠な技術になってきている生成AIを使ったものづくりを学ぶAIクリエイティブコースが新設されたのに加え、従来から開催しているWebサービスプログラミングコースでもAIを利用したコード生成を体験できないかというリクエストがありました。 Webサービスプログラミングコースでは、スクール生に開発環境としてAWS Cloud9を利用してもらっ

          AWS Cloud9でAIコーディング支援サービスAmazon CodeWhispererを利用する

          リザーブドインスタンスを購入してサーバーコストを40%削減した話

          私が所属しているインフラ/SREグループで設定している目標の一つが「コスト削減を行い、事業を継続できる状態を作る」というものです。 これまでAWS Cloud9の構成変更やCephからFSx for OpenZFSへのストレージ移設など、インフラコストを減らすために様々な取り組みを実施してきました。 今回は、7月に開催したイベントの中でもこれから進める予定だとご紹介して、9月に実際に購入したAWSのリザーブドインスタンスのお話をしたいと思います。 購入した経緯弊社ライフイ

          リザーブドインスタンスを購入してサーバーコストを40%削減した話

          イベントで話したライフイズテックレッスンのインフラコスト戦略

          私たちサービス開発部では、今の取り組みをより多くの方に知っていただくため、7月からエンジニア向けのカジュアルなイベントを開催することにしました。 イベントの記念すべき初回のテーマは「全国2,650校以上で採用されているライフイズテックレッスンを支えるインフラコスト戦略」でした。 初回にしては少しお固いテーマでしたが、ライフイズテックレッスンをはじめとするサービスの運用におけるコスト管理の経験を共有し、これから挑戦したいことについても話しましたので、内容をご紹介します。 イ

          イベントで話したライフイズテックレッスンのインフラコスト戦略

          ライフイズテックレッスンのサービスレベルをさらなる高みへ

          今日は、私たちが提供しているオンラインプログラミング学習教材「ライフイズテックレッスン」のサービスレベルを向上させるための取り組みについてご紹介します。 ライフイズテックレッスンのサービスレベル目標ライフイズテックレッスンは、中学校・高校の情報の授業のために開発されたオンラインのプログラミング学習教材です。生徒が自律的に楽しんで学べる仕組みや、先生が授業を進めるときの負担を減らす機能を提供しています。現在、全国500以上の自治体、2,650校の公立・私立学校、約50万人の生

          ライフイズテックレッスンのサービスレベルをさらなる高みへ

          3度目のDeepRacer Summit Circuit参戦

          DeepRacer Summit Circuit今回は4月20、21日に開催されたAWS Summitの中で行われたDeepRacer Summit Circuitに参加した結果やそこから学んだことをお話したいと思います。 DeepRacerは、機械学習を利用して自動運転する1/18スケールのレーシングカーです。Summit Circuitではそれぞれの参加者が作成したモデルをインストールし、決められたコースを1周したタイムで競います。私にとって2019年、2022年に続く

          3度目のDeepRacer Summit Circuit参戦