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(G)I-DLEのミンニを語ってみる
(G)I-DLEのメインボーカル、
夢幻ボイスのミンニ。
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ミンニはミヨンとともに、
(G)I-DLEのお姉さん組(1997年生まれ)であり、
ダブルメインボーカルとしてパートを取り合う仲。
ミンニの歌声は独特で、とてもファンが多い。
その歌声は、
幻想的、ミステリアス、夢幻ボイス、
七色ボイス、カメレオンボイス
などと評され根強い人気を誇る。
ハスキーボイスとも、
ウィスパーボイスとも言われるけど、
その括りでは語り切れないような、不思議な歌声だ。
ソヨンPDからの信頼は厚く、
(G)I-DLEの楽曲ではいつもパートが多めで、
特に歌い出しを担当することが多い。
昔はソヨンの歌い出しが多かったが、
最近は驚くほどミンニの歌い出しが多い。
だいたい歌い出しはミンニといっても良いほど。
その理由はおそらく、
聴き手の心を第一声でパッと掴む、
物語の世界観に引き込む力を持つ歌声であると、
ソヨンPDが考えているから。
だけではないような気がする。
仕事人ミンニ
歌い出しという、
非常にプレッシャーのかかる場面で、
ミンニから動揺を感じたことがない。
パフォーマンス中にあまり焦ったり、
力んだりすることなく、
出すべきものをしっかり出すタイプ。
そのメンタリティがあるから、
ソヨンPDとしても、
「自分じゃないならミンニ。」
とお考えなのではないだろうか。
パフォーマンス中の煽りも、
ソヨンとミンニが叫ぶことが多い気がするし、
それも余裕があるからだと思う。
グループの中で、
ミンニは背が高く(167cm)
手足が長く、見栄えがする。
あらゆる隊形の中で、
長身のミンニがスッとセンターに現れた時の
キタキタキタ…という心踊る高揚感は特別だ。
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ちなみに私は『Super Lady』のミンニの、
「ハナ、トゥ、セッ」の後の、
Ahみたいな首をカッてやる場面(伝われ…!)で
毎回ほんとに痺れる。
これはもう誰が考えたのか知らないけど、
(まあソヨンさんかな?)
もう聴き手を感電させるくらいの気持ちで作ったパートだと思う。
『Super Lady』を聴くときは毎回、
「ハナ、トゥ、セッ、Ah」
を待ち焦がれてしまう。
とても魅力的なシーンだし、
本当にミンニは良い仕事をすると実感する。
(キャプチャーだとなんか伝わらないのよね)
ミンニを初めて見た人は、きっとこう思うはず。
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どこから来たの?
어머님이 누구니?
(お母様はどなた?)
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謎めいたエキゾチックな魅力は、
歌声でなくビジュアルからも溢れている。
ミンニはタイ出身で、
本名をミニー・ニチャ・ヨンタラクといい、
双子のお兄さんはミッキーというらしい。
(ミッキーとミニー。)
遊び心のある親御さんはタイの大富豪。
ミンニは見た目の通り、
本当に南の国のお姫様なのだ。
(G)I-DLEは全員、表現力が高いけど、
特にミンニはコンセプトを消化する能力が高い。
楽曲がどのようなコンセプトで、
それをどう表現すればいいか、
毎回完璧に理解している感じ。
だからソヨンPDからの信頼も厚い。
特に『LION』『Oh my god』のような、
ザ(G)I-DLE、これぞ(G)I-DLEって感じの楽曲では、
もはやコンセプトの核と呼んでいい存在。
少し話が脱線するが、
(G)I-DLEは不思議なグループ。
一般的な基準で役割を分けると、役割分担がとても偏って見える。
ミヨン:メインボーカル兼ビジュアル担当(?)
ミンニ:メインボーカル(?)
ソヨン:メインラーパー(?)
ウギ:リードボーカル(?)
シュファ:ビジュアル担当(?)
最年長ミヨンが役割過多で、
年齢が下にいけばいくほど、
さみしい感じになっていく。
こんなことでは人気も偏ってしまいそう。
ところが(G)I-DLEは、
私が知る限り一番といっていいほど人気格差の少ないグループ。
友達に(G)I-DLEを紹介すると、
「誰が一番人気なの?」
と質問されるのが一番困る。
「いや、全員同じくらい人気だよ!」
と言っても信じてもらえないので、
「うーん、ミヨンは美人だし歌も上手いから個人仕事も多いイメージだけど(G)I-DLEの中だとコンセプトの中心って感じじゃないし一番人気っていうのは違う気もするなあ、ミンニはタイとか東南アジアだと一番だしライブとかいくと結構グッズ持ってる人多いけど総合的に一番人気かっていうとそれもまた違う気がするし、ソヨンはやっぱりPDだし一般的な知名度は高くてブランド力は一番だと思うけど人気ってのはまた違うしなあ、やっぱり中華系の二人が中国語喋れるから一番ファンは多い気がするな、だって中国は人口が多いからね、だからやっぱり中国人のウギがSNSフォロワー数も多いし一番人気ってことになると思う」
なんて歯切れの悪い回答をして、
「母国の人口の問題なの?」
と呆れられる始末。
でも本当にそんな感じだと思う。
で、何が言いたいかというと、
(G)I-DLEの役割分担というのは、
上記に挙げたような一般的な分担じゃないのだ。
実際はこんな感じじゃないだろうか?
ミヨン:アイドル担当
ミンニ:女優担当
ソヨン:PD
ウギ:アイドル担当
シュファ:女優担当
(こりゃバランスの良い役割分担だ👍)
つまり(G)I-DLEには、
PDが一人いて、アイドルが二人いて、
女優が二人いる。
(G)I-DLEが他のグループと違う点として、
「中にPDがいる」
というのは特徴的だしK-POPファンなら誰もが知っていると思う。
でも私はやっぱり、
ミンニの卓越したコンセプト消化能力があってこそ、ソヨンPDの才能も光り輝くと思うのである。
ここでアイドル、女優といったのは、
もちろんビジュアルの違いではなく、
実力や能力の違いでもない。
もっと本質的な、芸能人としてのやり方の違い。
たとえばウギは何をやってもウギだ。
どの楽曲を歌っていても、
MCで話しているときも、
ビハインドで普通に喋っているときも、
ウギはとにかくウギなのだ。
そしてウギであることに魅力がある。
ウギはそういう意味で、
アイドルだ、と感じる。
ミンニは楽曲の役割に没入できる。
ミンニであることを前面に出すのではなくて、
楽曲の中で仕事をしっかりこなすタイプ。
で、しかもそれが完成度が高く、
作品の仕上がりに非常に影響する。
だからミンニは仕事人だ、と感じるし、
(G)I-DLEにいてくれてありがとう、と
ソヨンPDの気持ちを代弁したくなる。
結構普通なミンニ
ミンニはステージ上では、
あんなにカリスマなのに、
ステージを降りると全然ふつうだ。
(そこも俳優っぽい。)
「可愛いっていわれたい普通の女の子」
って感じで可愛い。
以前「知ってるお兄さん」に出演したときに、
「マンネとしてデビューしたかったのに、
マドンニ(長女)としてデビューすることになった」
と泣き言をいっていたけど、
本当にミンニは可愛いマンネでいたいタイプ。
でも実際はお姉さんが似合うタイプ。
なんて言ったら拗ねてしまいそう。
以前、ヒチョルの飲酒番組に出てたとき、
ヒチョルが初めてアイドゥルに会った時の話をしていて、
「ウギが笑顔で挨拶してくれて印象が良かった」
と言ったら、ミンニが、
「私も笑顔で挨拶したのに〜!」
と怒って泣きそうになっていた。
ミンニが本当に泣きそうなので、
ヒチョルも焦っていたし、
(え、それで泣く?)
とメンバーも笑い半分、焦り半分で、
見ている分にはとても面白かった。
でもなんか気持ちが分かるというか、
「そういうの何気にショックだよね」
という感覚が同じで親しみを感じた。
というのも、確かに分かるのが、
ミンニって、
ウギとかメンバーたちには割とラフというか、
言葉遣いもテキトーで気を遣わない感じ。
ところがトーク番組やリムジンサービスのように、
友達じゃない人と話すときは急に明るくてにこやかで、
「よそいき」
って感じになるタイプだ。
そこのオンオフが、かなりはっきりしている。
(たとえば、ソヨンとかはあまり変わらないタイプ。)
初対面の人相手にはだいぶ頑張るタイプなだけに、
その努力が報われなかったので悲しかったのだろう。
私もミンニと同じで、
「第一印象良くしよう!」
と頑張るタイプなので、
悲しい気持ちが分かる。(笑)
しかも隣のウギは印象に残ったと言われたら、
(なんで?私も頑張ったのに!)
とかなりショックだと思う。
ミンニというミュージシャン
ミンニは(G)I-DLEのメンバーとして、
ソヨンPDからプロデュースされる立場を抜けると、
今度はまた新たな才能をドカンと発揮する。
ミュージシャンとしてのミンニだ。
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ミンニの作品はどれも美しくて、
心が洗われるような感じがして、
繊細な感性を持った人なのだろうな、
と思う。
こういう、
きれいでメロディックな曲でも、
ミンニの独特な歌声がしっかり発揮されていてすごい。
ミンニのファンたちが、
「ソロを出してほしい」
とかなり前からよく言っていたのも、
なんとなく納得できる気がする。
ミンニは消化できるコンセプトが多様で、
歌声もパートによって自在に変えられるが、
しかしどのパートを聴いてもミンニの声だと分かる要素が声の中にあって、
一人でアルバムを完成させたらどんな感じだろう?
とかなりワクワク期待させる感じ。
(明日いよいよミンニの、
ソロデビューのタイトル曲が発表されるので、
そのために心をネボボにするために、
ちょっと頑張った。
去年の冬に2NE1のコンサートに4回も行って、
以来ちょっと浮かれぎみというか、
頭が2NE1に乗っ取られていたので、
今回のミンニのソロデビューに向けて、
この数日は(G)I-DLEの楽曲を聴いて、
頑張ってネボボに戻るというか、心の準備をした。
好きなものが複数あると、
カムバックやコンサートのために気持ちの切り替えが大変で、
オタクも楽じゃない。(笑)
その一環で、
去年の(G)I-DLEのライブ映像を見たり、
自分で書いた感想記事を読んだりしたが、
恥ずかしすぎてとても読めたものじゃなかった。
興奮しすぎで本当に恥ずかしい。消さんけど。)
(G)I-DLEの再契約発表のことを、
まだ記事に書いていないので、
ゆっくり感情を整理してまた書きたいです。
ああっ!
最後に思い出した。
いつも冷静で、
あまり緊張や動揺を見せないミンニが、
去年のMAMAでとても力んでいるように見え、
「気合!」って感じだったので、
それがとても珍しく思い、
(ええ…もしかして再契約不発とか?)
(これがまさかの見納め?)
(最後のステージ?)
と当時の心理状況もあり大変ネガティブにとらえた(笑)
声に力が入っているように聞こえ、
それが、もちろん悪いということではなく、
いつもと違うミンニが見られて嬉しかったし、
それだけMAMAに懸ける想いが強かったと感じた。
あのときはまだ再契約は完全に決定ではなかったようだし、
もしかしたら心理的に独特な緊張があったのかもしれない。
(あと、蛇足かもしれないけど。
BABYMONSTERのパリタの歌声を聴いたとき、
少しミンニの歌声に共通するものを感じた。
似ているわけではないけど、
優しい風に包まれたような、耳心地の良い感じが同じだと思った。
二人がタイ出身であることは、関係あるような、ないような。)
とにかく才能が沢山あるミンニちゃん、
(G)I-DLEにいてくれて本当にありがとう。
ソロデビューおめでとうございます。