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(G)I-DLEのウギを語ってみる
(G)I-DLEのリードボーカル、
低音ハスキーボイスのウギちゃん。
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(G)I-DLEが6人体制だった頃と、
5人体制になった今では、
メンバーたちの雰囲気がガラッと違うが、
特にウギは変化が大きいメンバー。
元々はかわいい子犬みたいな少女の雰囲気だった。
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『TOMBOY』以降は
大人のイケメン女子にシフトチェンジ。
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ただ、バラエティ番組やライブのMCでは、
いつものかわいいウギちゃんを見ることができる。
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ウギはメンバーが大好きで、
寂しがり屋でかまってちゃん。
ソロデビューした後も、
一人で音楽番組に出ることが寂しいので、メンバーたちに交代で楽屋に遊びに来てもらったらしい。
(それを素直にお願いできちゃうところが、また可愛いんだよね。)
(G)I-DLEはメンバー全員がチームに誇りを持っているが、
その中でもウギは特に、
「(G)I-DLEのメンバーであること」
をとても誇りにしていると感じる。
(G)I-DLEの楽曲に対しても、かなりプライドを持っていると思う。
だからこそ一生懸命に、
背伸びして頑張る感じが可愛いんだよね。
ウギはとにかくパートが欲しくて仕方がない。
ソヨンPDが楽曲を作ったら、
ウギがソヨンPDにこっそり、
「ここと、ここと、ここ歌いたい」
ってパートをおねだりするらしい。
(しかし、おねだり通りにパートをもらえるとは限らない)
去年二月の『知ってるお兄さん』出演時に
『Super Lady』のパート割が
「めちゃくちゃ気に入っている」と言っていたが、
そりゃあ当然。だってウギが一番多い。(笑)
歌うときはいつも、
パートをもらったのが嬉しくて仕方がないんだろうなってくらい、得意げに歌うから可愛い。
特に『TOMBOY』の
「Just me, I-DLE」とか、
「I'm fucking tomboy」とか。
(fuckingありで歌うときは特に。)
めちゃくちゃ得意げなのが可愛い。
あんなに得意そうに歌われたら、
ソヨンPDも可愛くて仕方ないだろう。
そりゃ贔屓したくもなる。(笑)
ウギはヤンチャで、率直にものを言うし、
明るくて、涙もろくて、
ソヨンPDとはだいぶ性格が違う。
「率直にものを言うことが苦手」で、
マイナスのことをできるだけ遠回しに言う京都人ソヨンからすれば、
正直なウギは眩しく感じるときもあると思うし、
創作のインスピレーションになる存在だと思う。
あくまで私個人の意見だけど、
スジン脱退後の(G)I-DLEには
いわゆる「センター」というか、
「グループの顔」と呼ぶべき存在がいないと思う。
(それが大きな魅力だと思っている)
もちろんそれが「ソヨンに決まってるじゃないか!」という人の言い分はわかるのだが、チームでのパフォーマンスを見ているとやっぱりソヨンはPDであって、自分よりも他メンバーの魅力を引き出すことを重視して、あえて一歩引いている感じ。
新たな(G)I-DLEには「顔」はいないが、
それに代わるものがウギとミンニのケミストリーであると思う。
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豪快でたくましいウギと、
神秘的で謎めいたミンニ。
全くタイプは違うが、
「ヤンチャ」という点では共通する。
二人が互いに「(G)I-DLEの真ん中」を譲ろうとしない感じが、
その二人が張り合っている感じが、
(G)I-DLEの独特なカラーを生み出していると思う。
ウギとミンニは、
「なんだかんだで一番の親友」
とお互いのことを言っていた。
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ところで、
韓国ではスターに「国民の〇〇」と名付ける文化がある。
「国民の初恋」スジ、
「国民の妹」IU、
「国民の弟」イ・スンギのように。
この文化を拝借し、
ウギを「国民の友達」と呼びたいが、いかがだろうか?(笑)
もちろんウギは中国人なので、
韓国で「国民の〇〇」と呼ばれることはないような気がするが、
そういうことは置いといて。
「推し」を長く追いかけるにつれ、
だんだん彼女たちが身近な人のように
錯覚されることがあるが、
私にとってはウギがまさに、
そういう錯覚を起こさせる人である。
ウギを見ていると、
まるで高校時代の友達が頑張っているように感じ、応援したくなる。
(だってこういう子、いたもん)
もちろん目が合うこともない大スターなんだが、
親しみやすいキャラクターのためか、
私の脳内では「友達」の箱に入っているようだ(図々しいファン)
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ウギは学歴大国である中国に生まれ、
名門高校「北京一〇一中学」に通う秀才だった。
勉強ができる分、多くのものを捨てて韓国に来た。
寂しがり屋なのに、家族と喧嘩して、友達とも別れて一人で韓国に来た。
そのぶん迷いや葛藤もあったと思う。
国際問題のために炎上に巻き込まれたことも一度や二度ではないし、
ここ数年は過密スケジュールのために体調を崩したこともあった。
それでもウギの幸せは(G)I-DLEにあるようだ。
先日ウギがTT Studioの
『관상학개론(観相学入門)』 EP.04に出演。
そこで(G)I-DLEの再契約に触れ、
「母国・中国からたくさんのオファーがあるにもかかわらず、韓国に留まる理由」を語った。
該当箇所は15:47頃~
「中国での需要もあるはずだし、中国市場は巨大なのに、韓国に残る決断をしたことには特別な理由がありますか?」
それに対するウギの回答。
正直、お金だけを考えるなら、すでに(中国に)帰っています。でも私は好きなことをやりたいから。それが再契約した理由の一つ。
正直言って、(韓国では)私は外国人だし、オーディションの過程で辛いことが沢山ありました。
私は勉強が得意だったので、両親は勉学を続けるようにずっと言っていました。(中略)
私は両親と喧嘩をして韓国に来ました。それを良い選択だったと心から思っています。
ウギはもうソロの歌手としてもやっていけそうだ。
作曲の才能もあり、
ギターを手に、
自分が作った楽曲を自在に披露する。
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その姿はいつも輝いていて、
楽しそうで、かっこよくて、
今にも(G)I-DLEという枠を飛び出して、
ソロ歌手として羽ばたいていってしまいそう。
でもウギは「(G)I-DLEのウギ」であることを、また選択してくれた。
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これからも「(G)I-DLEのウギ」を見られること、
「ウギのいる(G)I-DLE」を見られること、
その両方がとても嬉しい。
でも何よりも、
ウギが「韓国に来て良かった」と、
「K-POPアイドルになって良かった」と
心から思っていることが本当に嬉しい。
ウギちゃん、
韓国に来ることを選んでくれて、
K-POPアイドルになってくれてありがとう。