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「なんのために生まれてなにをして生きるのか」
タイトルは有名なパン戦士の歌の一部。
♪なんのために生まれて なにをして生きるのか
こたえられないなんて そんなのはいやだ!
うつ状態の時に私が陥る思考、それは「なぜ人間として生まれてきたんだろう、なんのために生きればいいのか、なぜ生きているのか」という自問自答。
いつまでも17才の時に一人もがき苦しんで、小さな暗い自室で天井を見つめていた自分が心の片隅に居続ける。
なにが起きても、あの頃より辛いと感じることはないな、とよく思う。
成人して勿論しんどいことや悩むことは沢山あったけれど、それでも17才の感受性をこえることは未だ無い。
だからこそ悩み抜いて、耐えてなんとか生き延びた経験がまるでお守りのように、何度だって自分自身を救ってくれる。
今はもう、ひどいうつ状態になることはないけれど、こうして不意に思い出す朝はある。
さて話は変わり、育児記録を少し残したい。
生後10日目になる娘。外の世界の居心地はどうかしら。
1LDKの狭い我が家は、赤ちゃんの住む家にすっかり変わった。
私が急遽入院になってしまったものだから、夫は一人でせっせと部屋のホコリをくまなく取り、子育てしやすいリビングに配置換えをしてくれていた。
仕事が忙しいなか、本当に感謝している。
悩みに悩んで顔を見てから最終決定した娘の名前。呼ぶ度にじんわり嬉しい。
出生届、マイナ保険証申請など手続き関係は、夫任せである。仕事上、日々やってることなのでスムーズにこなしてくれた。
娘はむくみも取れてきて、少しずつ顔が変わってきた。
すべすべの肌、サラサラの髪の毛、黒目がちな目、全身からミルクの匂い。
毎日とても癒されている。
8日の入院生活は意外なほど快適で、始まってみると、正直ほんの少しだけ退院したくなかった。
勿論3人での新生活を心待ちにはしていたのだが。
産院のスタッフの方々には本当にお世話になった。
頼りになる助産師さん、看護師さんたちと沢山お話した。毎食楽しみだった美味しいごはん。
陽当たりが良くて眠くなる心地よい病室。
痛みが少なく、たまたま回復が早い方だったからこそ、快適だと感じられたのだと思う。当たり前のことではない。
ここでインスタ映えな病院食を少しご紹介。
病院食の概念が覆るまるでレストランに来たみたい。パジャマで。
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唐突だが、私は夫と出会ってからというもの「この人と会うために生まれてきたんだ」などと心の中にポエマーを飼ってしまった。
なんのロマンチックさもない、合コンでの出会いなのだが。
それまで恋愛と呼べる(か、疑問もある)お付き合いは、いくつかしてきたが中高は所謂、恋に恋するお年頃爆走していたので割愛…いや、ひとりだけ長いこと引きずった、高校時代のひとつ年下の他校の男の子はいる。
大学時代、3年半一緒に過ごした元カレは、勝手に実家で待ち伏せ&駅でも待ち伏せ、ちょっと連絡が取れないだけで着歴を埋めてくるデンジャー彼氏であった。
この話は長くなるのでやめておくが、なかなかにびっくりされるエピソードはてんこもりある。
社会人になってから合コンで出会い初めて付き合った年上の彼氏は、プロポーズをしてくれたが、ぼかして言うと、私を巻き込みたいらしいあまりにも特殊すぎる趣味についていけず、早々に別れた。
そして次に付き合ったのが、現在の夫である。
夫と出会って、人間として生まれてこれて良かったと、大袈裟ではなく思えた。
これ以上を望んだら、バチが当たるとさえ思った。
それでも欲張りな私は、子を授かり、今また思う。
「娘と会うために生まれてきたんだ」
生きる理由なんて重いけれど、生きてて良かったと思えることって、そんなに沢山あるわけではないと思うから、噛み締めて感謝して、日々を送っていきたい。
寝不足な毎日だけど結構元気です、今のところは。
ぼんやりした頭で書いたこの記事は、後で見返したら消したくなるかもしれないな…恥ずかしくて。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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