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日記 #29 友達の定義とかいうやつ


久しい友に会い、酒を交わした。

二日酔いになるかと思ったが、なぜか今回は平気だった。

友は、結構恥ずかしげもなく「お前らだけいればいいや」とか言う。

つくづく人に恵まれたな、と思う。

自分は、友にとっての恵まれた存在になるのだろうか。と心配にもなる。

いつも、誰かにとっての自分の価値を探っている。その時点で、あまり価値のない存在なのかもしれない。

多分、相手にどう思われているかも気にすることなく、もっと言えば証明や検証を必要とせず
「こいつ、僕の友達なんよ」
と言えるのが本当の友なのだろう。

心配にはなる。けれど、それを気に留めずに胸を張って友達だと口にできる。それが友達としての1番手前にある定義なのではないかな、とおもう。

恥ずかしさが勝って、遠回りをした。
言いたいのはもっと単純なことで
勇気を持って、大切な人には大切だと伝えよう。
と、思ったのだ。

せっかく伝えることを趣味としているのだしね。

あきのでした。

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