対話が生まれるきっかけ
6月は対面授業が再開し、リアルな場での対話が活発に行われた月になった。Zoom上でのゼミはスピーカーが1人しか話せないが、対面だと誰もが自由にスピーカーになれるため、同じ空間に集うことの重要性を改めて感じた。その中で「対話が生まれるきっかけ」について考えたことをかいてみたいと思う。
0610_トピックはずれてもいい
この日は4年生が越境体験を通して生まれた問題意識についてプレゼンをし、そのテーマについてゼミ生みんなで対話をする回だった。私は活動結果を基に同じトピックに関する問題を認識し、課題設定するのだと思っていた。そしてこの問題設定をすることはとても困難だろうと思った。しかし、問題意識というのは、結果からではなく、過程から偶発的に生まれるものだと知った。
あらかじめ問題意識をもって取り組むことは大切なことであるが、それに囚われてしまうと結果に目がいき、その過程での違和感や疑問には気付けなくなってしまう。対話が生まれるのはこの違和感や疑問に気づいた時であり、それは「よりよくするにはどうしたらいいか?」という広がりのある問いかけになるのだと思った。
0610_共感の先に
この日は平田オリザさんの「分かり合えないことから」を読んだ上で、「会話と対話」の違いについてゼミ生で話し合った。著書の中では「会話と対話の違い」について、対話は違いを受け入れて共感する姿勢が大事といった内容があった。私はそれについて少し違和感を感じた。
私は、違和感を受け止めても共感して終わるのが会話、違和感を受け止めて共感した上でそこに突っ込んで意見を言い合えば対話になると思った。
まとめ
過程にある違和感に目を向けること、そして必ずしも1つのトピックに縛られる必要はないことを学んだ。
個人のtogetter