「あっ、ちょっと計算ミスったわ~」がどれだけヤバいことかを伝える記事
36問/枚 の計算プリントで必ず1問はミスをする
とある計算ゴリゴリ爆速少女のために
今日はタイトルそのまんまの記事を書く。
今、2年生以上の計算ゴリゴリ爆速少女たちが
やっている計算プリントは、
1ケタ+1ケタ、2ケタ+1ケタ
1ケター1ケタ、2ケター1ケタ
1ケタ✕1ケタ
このレベルの
たし算、ひき算、かけ算である。
このレベルを爆速で、反射の域で、
暗算で解くことを目標に、毎日勝手に頑張ってくれている。
「なんでこんな簡単な問題ばっかり毎日?」
と問われれば、
むしろ、
このレベルの計算を爆速でこなせさえすれば、
算数という教科では
並以上の学力を有する小学生になれるからだ、と答える。
なぜなら、
全国どの小学校でも習う 四則演算のひっ算 は、
いくら桁数が多くなろうとも、小数点が付こうとも、
このレベルの計算さえマスターすれば、
あとはひっ算のやり方、ルールを覚えてしまえば解けてしまうからである。
たとえば
3年生で習う2ケタ✕2ケタ のかけ算
87×46 という問題をひっ算で解いてみる。
87
× 46
___
1)7×6=42 6の下に2を、その左に小さく4を書く。
2)8×6=48
3)48+4=52 4の下に2を、その左に5を書く。
87
× 46
___
522
4)7×4=28 7の下に8を、その左に小さく2を書く。
5)8×4=32
6)32+2=34 1の下に4を、その左に3を書く。
87
× 46
___
522
348
____
7)一の位に2を書く。
8)2+8=10 十の位に0、その左に小さく1を書く。
9)5+4+1=10 百の位に0、その左に小さく1を書く。
10)3+1=4 千の位に4を書いて終了。
87
× 46
___
522
348
____
4002
細かく見てみると
やっていることはこれだけである。
・くり上がる数字は小さく書いておく。
・数字を縦にそろえて書く。
・たし算、かけ算を間違えないように解く。
1ケタ+1ケタ、2ケタ+1ケタ
1ケタ✕1ケタ
このレベルのたし算、かけ算が出来て、ひっ算のルールを守る。
これさえ出来れば、
いくら桁数が上がろうとも解けることが分かるだろうか。
ただ、逆に言えば、
これだけの回数の計算を
ミスなくこなしてはじめて 〇 がもらえる
ということでもある。
2ケタどうしのかけ算ともなると、
10回ほどの単純なたし算、かけ算をミスなくこなせて
はじめて 〇 がもらえる のである。
最初に話を戻そう。
36問/枚 の計算プリントで必ず1問はミスをする。
ということは、
単純なたし算、かけ算の正解率は97%である。
2ケタどうしのかけ算
〇 をもらおうと思えば、
単純なたし算、かけ算を10回連続でミスなくこなす必要がある。
ということは、
〇 がもらえる確率、
10回連続ミスをしない確率は、
97% × 97% × 97% × 97% × 97% ×
97% × 97% × 97% × 97% × 97% ≒ 74%
つまり、
単純なたし算、かけ算
36問/枚 の計算プリントで必ず1問はミスをする少女は、
3年生に突入し、
2ケタどうしのかけ算 を習い始めると、
4問に1問はミスをする少女に変身するのである!
4問に1問はミスをする。
どういうことかっていうと、
1ページ20問の計算ドリルの宿題だと、
5問は間違えるってことだよ?
「お母さん!今日のテスト100点満点の自信ある!」って、
宣言したテストの結果が、75点ってことだよ?
これって、どう?
ヤバくない?
ヤバいよね?
ヤバいと思わないなら、
別にそのままでもいいんだけど…
音読 で
「スラスラ」読む前に、
「ハキハキ」だと言ったように
計算 でも
爆速で解く前に、
「絶対に間違えない!」
「絶対全問正解!」
を目指してほしい。
週に1回、〇曜日は
絶対に間違えないようにやる日
他の曜日は
爆速でやる日
っていうふうに意識してやってみるのもいいかもしれない。
とにかく、ミスなく
それが出来てはじめて、爆速 だから
正解率
97% はもちろんダメ、
99% でもダメ、
99.99……% でもね
100%
ここ徹底的にこだわってほしい。
あなた、まあまあ計算早いんだからさ
クラスじゃ一番早いんじゃないの?
知らんけど…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?