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星持ち日本料理人によるタイ料理って?

高級旅館のダイニングで、ミシュランの星を獲得したこともある日本料理人。
そんな人がまさかのタイ料理。しかもテイクアウト専門って…?

タイ料理には癖があると思っていた

みなさんはタイ料理にどんな印象がありますか?
美味しいけどパクチーとかココナッツミルクとか、癖強いのも多いよな…と私は思っていました。
悪い言い方をすると、当たり外れが大きいというか。

でも今回紹介するお店は、日本人の舌に合うタイ料理。
タイ料理が好きな人も、少し苦手意識を持っている人も、ぜひ一度食べてみて欲しいです。

そのお店は「Kitchen16(キッチンイチロク)」。
京都・北山あたりにある今年オープンのお店です。

店の外観。中央の紙には「鯖寿司ご予約承ります」の文字も…!

ミシュランの星を獲得した久保田さん

店名の16は、シェフの久保田一郎さんのお名前が由来なよう。

実は久保田さん、京都・嵐山にある「星のや京都」で料理長を務めていた方。
料理長就任の翌年2012年に、ミシュラン一つ星を獲得しています。

その前にも、ロンドンで構えた日本料理店で星を獲得されていて、2009年にはNewsweek Japan「世界が尊敬する日本人100人」に選出されている凄い方なんです。

久保田さん。見た目は少し厳ついかもしれないけれど、ジョークも仰ったりする一面も。


日本人の舌に合うタイ料理

肝心のお料理。
今回はカオマンガイと白味噌プリンをいただきました。

しっとりカオマンガイに和のソース

カオマンガイ。家ではごはんのみレンチンします。

主役の鶏はしっとりやわらかくて、皮目はパリパリで、鶏ってこんなにジューシーだっけ?と思う程。
九条ネギと生姜を合わせたほろ苦いソースと、醤油ベースの甘辛いソースで、色んな味を楽しめるのもいいですよね。
地の野菜を外国の料理とうまくかけ合わせているのがさすがです。

ジャスミンライスは鶏ガラスープで炊いているそうで、パラパラほどけるのに程よい水分量で食べやすい。

付け合せの蓮根の金平と紫キャベツのピクルスまで、こだわって作られているのがわかる美味しさでした。
こちらは旬に応じて随時変更になるようです。


こだわりと言えば、店内やInstagramには生産者さんの写真があったり、注文が入ってから調理をしたり。
美味しいものを届けたいという想いを随所で感じました。

ちなみに、注文後のちょっとした待ち時間の間には紅茶をいただきました。
レジ担当の奥さまとのお話も楽しいです。

コク深い白味噌プリン

リラックスのひとときに。ロゴも素敵です。

タイ料理のお店ではあるけれど、白味噌プリンもぜひ食べてほしい逸品です。
味噌味の変わり種!という訳ではなくて、正統派にコクが加わった滑らかなプリン。
カラメルも砂糖じゃなくてみりんから。やはり日本料理人です。

久保田さん曰く、このプリンは最初からカラメルと合わせて食べるものではないそう。
確かにそのままの甘みとコクも、カラメルの程よい苦味とのバランスも、どちらも味わい深い…!

お酒好きな方には、ウイスキーの水割りを、しっかり冷やしたプリンに合わせるのもおすすめされていましたよ。

他にも、イエローカレーやグリーンカレー、時期によっては限定味のプリンがあるようです。
そちらも食べてみたい…!

お家時間のちょっとした幸せに、
暖かくなってきたらピクニックのお供に、
ぜひ一度、食べてみてください。

お店情報

定休日:日、月
営業時間:11時00分~14時30分, 17時30分~20時00分

*変更の可能性があるので、詳しくは公式HPやinstagramをご確認ください。

■公式HP
https://kitchen16ichiroku.business.site/?utm_source=gmb&utm_medium=referral

■instagram
https://www.instagram.com/kitchen16ichiroku


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