【春蝶、仕事納め@寄席に行きませんか 11】
去年の「芝浜」から早、一年。
天満天神繁昌亭での桂春蝶落語会。
なんと、「お題」は決まっていません。
今回はどんな噺が聴けるやら、ワクワク。
一席目、前座の“かちゅらくすだま”こと桂九寿玉。
のっけから自分の名前を噛みまして。ひと笑い。
私の大好きな「道具屋」でした。
前座なので早足、大急ぎでのお話しでした。
前座っぽく、元気一杯で良かったです。
そして、いよいよ春蝶。
過去にアシュラしゅんちょう(桂春蝶)さんです!と紹介されたことがあったそうです。
桂九寿玉くん、このまくらで救われたよね。
二席目、「円山応挙幽霊慕情」
初めて聴く演目。のはず。
まくらを言い終えて、さあ演目に入ろうとするところで
鳴り物が急いて、食い気味に入ってしまい
春蝶が止めた!
鳴り物担当の弟子を舞台に呼び、注意する。
弟子も美味しかったシーン。笑
前座にも弟子にも優しい春蝶。
私もこの入りに違和感を覚えたので、納得できた。
さすが、春蝶ですね。
聴いていくと、どこかで誰かのを聴いたことがある内容だった。
古典落語ですね。「応挙の幽霊」元は歌舞伎ネタ。
これは円山応挙を知っている事で、さらに深みが増す演目でしょう。
特に噺に出てくる掛け軸の絵を見たことあれば尚更でしょう。
春蝶落語は、ええ声すぎて寝てしまう。
私含めて両サイドもやばかった。苦笑
これは決して面白くないと言うわけでは無いので。。
中入り後、
大トリ、「笑う人間失格」
これは、ぜひ生で聴いてほしい!ライブで味わってほしい。
初めて聴きました。
まさに私がしたいセッションがこれ。
彼、春蝶の半生を語る。ダイジェスト。
そこに自分の使命を見出す瞬間が生まれる。
幼少期から少年期。
少年期から青年期。
青年期から中年期。
この3段階に分け、自分を振り返ってみる。
これを最後には太宰治の「人間失格」に当てはめてみる。
ドンピシャはまる。
太宰の「人間失格」はもしかしたら、
潜在意識に働きかけて、
自分自身に問いかけてくれる作品なのかもしれませんね。
ええ噺が聴けた。
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