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「お金について:1988 Phoenix」

はじめに

 本件は「魔女のおすすめ映画:お金について」と「お金について:赤い盾」の続きとなります。貨幣制度の虚構や、貨幣制度を力学に置き換えコントロールされている事などを綴りました。これらは皆「過去」のお話です。本件はこれらを踏まえて未来を見てみましょう。過去をいくらほじくり返しても出てくるものは決まっています。ある程度必要なものが出揃ったら未来に目を向けなければ意味がありません。いつまでも馬鹿げた過去をほじくり返し悦に浸っているエンタメ陰謀論者から卒業し、現実をきちんと見据えてゆきましょう。では久々にヘヴィーな記事を始めます。


沈黙の結末


まずは前回の続きから。この引用から始めます。

 ロスチャイルドは、大衆が貪欲であるがために、政府が貴金属と商品生産とサービス ( 国民総生産GNP)の裏付けなしに限度を越えて通貨を発行(インフレーション) しても平気でいることを見抜いたのである。

沈黙の兵器

ペーパー・インダクタンスとしての外見上の資本

 この仕組みでは「通貨」と呼ばれる純粋に流通する要素に代表される貸付は資本のように見えるが、実際にはネガティブな資本である。つまり、サービスのように見えるが、実際には、負債であり借金である

沈黙の兵器

 「この仕組み」というのは我々が利用している現行の貨幣制度です。借金に借金を重ね「成長している」ように見えますが「バブル / 泡」です。大衆はなぜかペーパーイングクタンスを見て「キャパシスタンス」と勘違いしております。「」が良い例。大衆は「資産」と思い込んでおりますが、ローンで買ったものですから支払いが終わるまでは負債以外の何者でもありません。2世代ローンなんて子供に負債をプレゼントするようなもの。このような勘違いが相互に繋がり影響し合っておりますから、力学で考えたなら必ずバランスが保てなくなります。だって国の予算ですら借金で成り立っていますから、きっかけがあればいつでも崩壊します。もちろんそれらも織り込み済みで、その対処方法も沈黙の兵器には書かれています。ちょっとショッキングですが、そのまま引用します。

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