「魔女の写経:作図」
いらっしゃ〜い。本件は「魔女の写経:塗り絵」に続く「作図」のお話です。根本的な「丸・三角・四角」は二次元の図形ですので、誰でも2次元の紙に作図可能です。しかしながら3次元になった途端、急に作図の難度が上がります。ましてや、この世に5つしか存在しない「プラトン立体」を正確に二次元に作図しろと言われましても、中々に出来るものではありません。
,,, ,,, ,,, 普通はね。
でもわたくしは魔女ですから、特定の魔法陣を用いれば誰でも簡単に描けることを知っております。それが今回のポイントです!
この世に5つしか存在しない立体
本件は作図が目的ですので細かい説明は省きますが、プラトン立体の特別さについてだけは述べます。この五つの立体が、なぜこの世に5つしか存在しないと言われるのか?それは以下の定義を満たす立体が5つのプラトン立体しかないからです。
古き魔術師は”この世にこれしかないもの”をまとめるのが常。思い出して下さい。この世の原理「最も古き者」+「最も古き父母」の三位一体を示す象徴は、この世に一つしかない図形「三角形」で示されました。この世の前後左右を決める「四方位」は「四角形」で示されました。そして、この世に5つしかない元素、いわゆる4大元素(火・水・土・空)にエーテルの1を追加した計5つの元素は、この世に5つしかないプラトン立体で示されました。
我々の住む三次元世界を構成する五つの元素が、三次元世界に5つしか存在しない「プラトン立体」と結び付けられるのは至極当然のこと。
古き魔術師は「この世にこれしかない自然現象」と「この世にこれしかない数・幾何学」を結びつけまとめるのが常。でね、そんな大切な数・幾何学を丸ごとまとめて保存してある魔法陣があるの。これさえあれば誰でも二次元空間に三次元のプラトン立体を出現させることが可能。ただね、いつものように”使い方”を知らなければただの綺麗な幾何学模様なのよ。魔法陣がなんだかもう分かったかな?
魔法陣
みなさん大好きフラワー・オブ・ライフ。古き魔法陣の中でも特別なこの幾何学は、誰の心でも惹きつけてしまう故、おかしな詐欺師に利用され本質が覆い隠されております。
この幾何学の本質は「図面」。この世にこれしかない図形を保存した図面。ですから、これさえあれば作図の難しいプラトン立体を誰でも描き出せるのです。ただちょっとだけ知恵が必要です。
図面の見方
『Decode Art : 象徴の解読』マガジンの記事の「象徴的な芸術を見る視点」でも申し上げましたが、重要なポイントは線と線が交わる交点です。全ての始まりは点。点が線になり面になり立体になりますから、点はとても重要なの。
セフィロトでも示されておりますね。「点=0次元」から始まり、線=1次元、面=2次元、立体=3次元で形となり、時間という動きが加わった無限に繰り返す4次元空間が我々の住む世界です。
何事も始まりは点。これからご紹介するフラワーオブライフ内の特定の点を適切に繋ぎ線にすれば、自ずと面が出現し形が現れます。故に立体が浮かび上がる魔法陣と申すのです。では実践してみましょう。
四面体
四面体を出現させるための点は上図の通り。これら特定の点を適切に線で結んでゆきましょう。このとき線の通り道にも注意を払ってください。フラワーオブライフの中途半端なところは通りません。どこを見ても模様の中心を通ります。
点、線、面で立体の骨組みが出来上がりました。ですがまだ足りません。我々の住む世界は光と闇の似て非なる対の世界。ですから、骨組みに光と影を加えましょう。
はっきりと四面体が浮かび上がりましたね。二次元の魔法陣に保存された三次元の形。では同様に、六面体、八面体、二十面体をみてみましょう。
六面体
八面体
二十面体
十二面体
十二面体は他のプラトン立体と違い少々難度が上がるため、初めの四面体と同様に手順をご説明申し上げます。本来、0から描く時は以下の手順を踏まなければ絶対に描き出せませんので覚えてくださいまし〜
まずは「上向きの正三角形」と「下向きの正三角形」と「対角線」を描きます。象徴的に申し上げますと60° 60° 60°の三角形を二つ組み合わせ6角形を作図し、6個の頂点から中心へ向かい6つの線を引く。
次に、それぞれの頂点と「内側の交点」をつなぎます↑。注意しなければならないことは、この線は「上の2点」を決めるために描く線ですので、「内側の交点」には点を打っていません。お間違えなきようお願いします。
そして、下書き2の線を全ての頂点から描くと以下のようになり、これで十二面体を出現させる準備が整いました。
0から描くときは上記の手順を踏むことで、最終的につなぐ「交点」が浮かび上がります。では点を繋ぎ光と影を加えてみましょう。
わたくしのおすすめは何と言っても正十二面体。スケッチブックにフラワーオブライフを描き、ガイドの線を繋ぎ、正十二面体が現れた時の感動は今でも忘れません。
お勧めの理由はもう一つあります。正十二面体はプラトン立体の中で最も「美」が現れた立体です。以下をご覧ください。二次元の面にも三次元の構造にも「美」が溢れておりますでしょ?
まとめ
All in One な幾何学「フラワー・オブ・ライフ」の図面としてのDecodeはいかがでしたか?『下絵』には点が書き込んであるため実感しにくいですが、点なしの下絵にご自分で描いた時、私のいう「図面」の意味が理解できると思います。最終的にはゼロからフラワーオブライフを描き、立体を出現させてみて下さい。塗り絵同様、色々と気づく事があると思います。
最後にもう一つ。「数と象徴」「科学と魔術」についてです。プラトン立体を描くと気づくと思いますが、どの立体も「外周は同じ6点」を使用しています。言い換えれば、5つのプラトン立体は全て「六角形・六芒星」の中に収まるということ。以下の画像は全てのプラトン立体を重ねたものです。
六角形と重なる立体は六面体。いわゆる立方体・Cube・箱です。
太陽系の惑星で言うなら「土星」です。なぜか?ケプラーの太陽系モデルを思い出して下さい。立方体が示す軌道の星は土星です。
土星の座が与えられた神はオシリスやクロノスの名を持つ冥界の王。「死」「時間」「黒」の象徴を持ちます。ですから以下の象徴も「黒い箱」や「磔刑・死」で象徴されておりますでしょ?
魔術と科学は一緒。それは実用的技術であり行使できる業。
わたくしは現代の魔女ゆえに、魔術の有用性も危険性も理解しています。
ですからずっと綴っております。わたくしの”やるべきこと”だから。
では本件はこれまでといたします。あなた様の”やるべきこと”を探すお手伝いになりましたなら、引き続きお付き合いをお願いいたします。
ダウンロードリンク
本件で使用したプラトン立体の下絵のダウンロードリンクです。「5つのプラトン立体」と「十二面体のガイド」と「点なしの魔方陣」の計7つの下絵が入っております。ご自由にダウンロードし学びに役立てて下さいまし。
また、この下絵は塗り絵としてもご利用できます。フラワーオブライフとお好きなプラトン立体に色付けしてお楽しみください。良いのができたらTwitterで教えてくださいね〜。皆様の作品、楽しみにしております。
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本:『As above So below』
アパレル&小物:Cavalier Camp
動画:Channel 113
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