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『察してちゃん』対処法

昨日、みんな『察してちゃん』だったという記事を書いたらスイッチが入っちゃった。なので、今日も『察してちゃん』について書きます。

私は『察し合う』行為が苦手なんだけれど、亡くなった義母が典型的な『察してちゃん』だったのでなかなかそうも言っていられなかった。
いちいち真意を確認して微妙な空気になるのも面倒なので、なるべくご要望にお応えするよう努めてきた。

でも思えば、それとなく察してご要望にお応えしても嫌な目に合う方が断然多かった。

例えば電化製品など欲しい物があると、「あれいいね。便利だね」と義母はひたすらしつこく言い続けるのだが、「欲しいの?」と聞いても言葉を濁す。決して「欲しいから買ってちょうだい」とは言わない。
あまりしつこく「いいね」を繰り返すので、それを買ってあげると実際は全然使いこなせない。
すると、「あんな物買ってくれなんて頼んだ覚えはない!邪魔なだけだ!余計なことばかりする」と言われる。

ガ〜ン!だ。

一事が万事そんな感じだったのに、私はあまり学習できずに同じことを繰り返していた。

ある日、あまりにも腹が立ったので夫に愚痴った。
だいたい、夫はどうして『察してオーラ』を出し続ける義母に気付かないのか。どうして気付いて対応する私ばかりいつも嫌な思いをするのか。

すると、逆に夫に聞かれた。

「婆さんに買ってくれって頼まれたの?」

「はっきりは言われてない。でも、ずーっと欲しそうなニュアンスでしつこく言い続けてたでしょ?あなただって、聞いてたじゃない。あんなに『察して』オーラ出してるのにどうして気付かないの?」

「気付いてるよ」

「え?」

「俺はいつも色々気付いてるけど、本人の口からどうしたいかはっきり聞くまで放置してるんだよ。買って欲しいと言われれば買ってやるし、やって欲しいと言われればやってやるよ」

「えーっ?」

「婆さんみたいな『察して』タイプは、だいたいが自分で責任持ちたくないんだよ。自分ではっきり要求したら文句言えないじゃん。俺は労力使って嫌な思いはしたくないもん」

私、目がテン。。。。。。

そういえば、義父もいつも何か買ってあげては陰で悪口を言われていたっけ。「欲しいとなんて一言も言ってない。あんな安物!」…。
義父が新しいものズキなだけかと思っていたが、私も同じことになっている。何を見てきたんだか。。。。。

私は夫が鈍くて『察する』ことができないタイプなのかと思っていた。長年連れ添ってて、何もわかってなかった。

言ってよ〜〜〜〜〜!!!


と、そんな諸々を思い出してしまった。はぁ。。。。


『察して欲しい』人って、自分で言葉にしないから逃げ道がたくさんあるんだよね。
解釈を全部相手に委ねて、自分の都合に合わせてひたすら他責をつらぬける。

『察してちゃん』って、そういうのを自然と心得てるの?

夫が察してくれないって嘆いている主婦がたくさんいるけれど、夫を責める前にもっと正々堂々と言語化してみては?

夫は実はわかってて知らんぷりしてるのでは?

ま、政治家とかには有効な手段かもしれないけどね。。。

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