ぞうきん絞り。(茶巾絞りとは)。
茶巾絞り(ちゃきんしぼり)、という言葉をご存じでしょうか?
これは、茶巾(茶道などで使われる布)を絞る手の使い方で、
現代でも、雑巾(ぞうきん)を絞る時に使われています。
しかし。
最近というか、私の世代でも、この絞り方は小学校でも教わったことはなく、
知ったのは大人になってから。
今では古い年代の人が知るのみです。
武道(主に、武器をつかうもの)は、
その握り方(手の内)を説明するのに
この茶巾絞り(ぞうきんを絞るとき)のようにと説明するのですが、
現代人には通じませんから、
むしろ、その説明では真逆の方向に絞ってしまう人が多いです。
武器でなくとも、素手(たとえば、柔道)でも、おおよそ似たような手(というか、腕)遣いで
絞め技などを使うことはあります。
合理的な茶巾絞り。
和の文化は、廃れるのか?