小学生に「煽られる」夏休み、 ~トロトロ泳いでんじゃねー、の巻。
【小学生のスイミングレッスンの隣で泳いでいた私は、思わぬ災難に遭遇した】
その日、私はどうしてもプールへ行きたかった。
私が通っているプールは夏休みに入っているため、
別のプールへ行くことにした。
時間はそろそろ17時になろうとしていた。
ふうう、水の中は本当にリラックスできるな。
「瞑想状態」になることができる。
私たち夫婦は、プールが好きすぎて、
週4日ぐらいプールへ行き、
「毎日、水着を干している」小学生の夏休み状態、だ。
ゆっくりと、平泳ぎをして、寛いでいた私。
プールが一番好きだ。
ところが・・・17時になると、
小学校高学年チームが、レッスンに現れた。
むむ、そんな時間帯なのか。
小学生たちがプールへ来ると、
プールの様子がガラっと様変わりした。
バシャバシャっと、水しぶきが上がっている。
まるで、
「イワシの水揚げをしている、銚子漁港」のようではないか。
そして、小学生たちは、一斉に、
クロールで、泳ぎ始めた。
は、早い。なんだ、この泳ぎの早さは。
昔、クルーズ船の上で、
「カツオの群れ」を見たことがあるが、
まるで、カツオではないか。
隣のレーンで、カツオが25匹(ごめんなさい)
こっちに向かって泳いでくる。
何だろうか、この圧迫感は。
ムム。
私は、隣のレーンで、カツオの進行方向とは
逆の方向に泳いでいる。
ものすごい水圧に圧倒され、転覆しそうな私。
台風で転覆しそうな小船のようだ。
息継ぎをしたら、元気なカツオくんたちの
クロールで、水が隣のレーンに「バシャっ」と飛んできた。
ゴボゴボっと、水を飲んでしまったではないか。
カツオの群れの隣で泳ぐもんじゃないのだ。
「トロトロ泳いでんじゃんねー」と言わんばかり、だ。
完敗だ、カツオたちよ。
落ち着かないので、水中ウォークのレーンへ移動。
高齢の女性たちがゆっくりとおしゃべりをしながら、歩いていた。。
ムム、何だろうか、この敗北感は。
小学生・カツオチームに追いやられ、この高齢者のレーンに
移動したのは何だか残念だ(笑)
いつか、あっち側に行きたい。
カツオの群れのように、上手にスイスイ泳ぎたい。
あの小学生たち、本当水泳が好きなんだろう。
だから、カツオになれたのだ。