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教員採用試験 集団面接(集団討論)④
教員採用試験集団面接(集団討論)の対策です。
集団面接(集団討論)は早めからの対策をお勧めします。理由は、別の記事にまとめましたのでそちらをご覧ください。
各自治体によって集団面接(集団討論)の対策は変えあってくると思いますが、少しでも参考になればと思います。
1.テーマ
児童生徒に将来の夢やなりたい職業を見つけるために大切にしたいこと
現在、コロナの影響で多くの人が失業したりと、今の職に対しての考え方を変えなければならない時代になりました。はたらくことに対しては、様々な考えたかも出てきており、情報をいかに手に入れることができるかではたらき方も全く変わってきます。従来通りのはたらき方の指導をしていては失業することは間違いないです。では、どのようにキャリアを考え、はたらき方をどのように変容させていくことが求められるのか考えなければならないと思います。
特に、教員は社会の変化に無知な人が多いです。新しい情報を手にしても「自分にはできないから、、、」や「これでは心配だな」など変化を好まない人が多い印象です。時代の流れを読み取り、児童生徒に適切なキャリア教育をするためにも、考えなくてはならないテーマだと思います。
2.全体像
大前提として、キャリア教育は学校だけが行うべきではないということです。まず無理です。教員は社会に出ていない人が多いのですから。自分も、最近いかに社会や経済、ビジネスに無知であるか思い知らされ恥ずかしい思いでいっぱいでした。
多くの教員はなんとなく知ったつもりでいるので注意です。たとえば、資本主義とはなにか?説明できる教員はどの程度いるのでしょうか?資本主義のなかでキャリアを築くのであれば知らないと根底から意味のない指導ですよね(笑)。
3.解説
まず、学校として、キャリア教育を教育課程の中で位置づけているので、学校の中では当然キャリアに関して学ぶ機会が保障されなければなりません。
ただ、児童生徒がすぐに自分のキャリアに関してビジョンを持てるわけではないので、まずは自分のよさや、自分の得意なことなどを知るところから始まります。日常的に、児童生徒の行動を価値付けて行くことは一種のキャリア教育なのではないかと思います。自分がどんなことを頑張れるのか、どんなことができるのか、あることをやったとき、自分はどんな気持ちだったのかなど義務教育の段階で多く学んでおくことが必要です。
さらに、総合などの時間にキャリア教育として、教師自身の経験などを語ることで児童生徒にとって一番身近である教師という職業を知る機会でもあります。
様々な場面で学校の先生は児童生徒にキャリア教育を行なっていくことができることを実感し、キャリア教育を日常的にできるようにしておくといいと思います。
次に、家庭(保護者)として、児童生徒のキャリア教育に大きな影響力を与えるのが保護者です。保護者の方は様々な会社などで働いていると思います。いろいろな職業があることを知れる場なので、積極的に保護者の方も将来どんな仕事に就きたいか少しでもいいので話題にしてもらえるといいですね。そんな声かけを学校はしていけると素敵ですね。
最後に、地域として、積極的に児童生徒を企業の職場体験などに参加させる仕組みを作っていただきたいです。学校からすべての事業所に電話をするのは非常に大変です。よく断られたりします。学校もなんとか様々な事業所で職場体験をさせてあげたいと思っています。ぜひ、地域の子ども達を一緒に育てていくためにも協力できる体制づくりなど、学校側が注意しないといけません。
いかがだったでしょうか?キャリア教育は一瞬で終わりではなく、一生づくものです。児童生徒は未来に社会で役に立っている人々になり得ます。だからこそ、学校での学びや、場の提供には教師が中心となっていきたいですね。