1月22日:今週のアーユルヴェーダ養生
朝一番にお白湯を飲む。
健康法のひとつとして
よく取り上げられています。
アーユルヴェーダの古典書では
ディナチャリア=日課として
朝、お白湯ではなく
お水を飲むと書かれています。
お水は常温のお水です。
お白湯はもちろん胃に優しいので
お勧めですが、
朝必ずお白湯でならないわけではなく
冷たすぎない常温のお水でよいのです。
ただ、
お白湯にしろお水にしろ
何かを身体に入れる前に
するべきことがあります。
それは、
口の中をきれいにすること。
歯磨き、舌磨き、うがいなどで
夜の間に口の中にたまった老廃物や雑菌を
取り除くことが大切なのです。
口の中をきれいにすることなく
水やお白湯を飲むと
老廃物や雑菌を飲み込んでしまう
ことになるのです。
ですので、
朝起きて何かを口に入れる前に
必ず口の中をきれいにすることが
欠かせません。
お勧めは
・軽く歯磨き
・舌ごけをとる
のセットです。
食事の後の歯磨きは
習慣になっていても
朝食前の歯磨きが習慣になっている人は
それほど多くのないのではと思います。
けれど、朝、口の中の汚れをとるには
軽い歯磨きがお勧めです。
食後の歯磨きのように、
食べかすが残らないようにと
丁寧に磨く必要はありません。
ざっとブラッシングすることで
雑菌を取り除くことができます。
その後、可能であれば、
舌もきれいにしましょう。
俗にいう舌ごけです。
舌はきれいなピンク色が
よい状態です。
白いものがうっすらとついていたら
それが舌ごけです。
取り除いておきましょう。
舌ごけがべたっとついているようなら
一度に取り除こうとして
無理にこすることは絶対にしないように。
舌にある味蕾という
味を感じるセンサーを痛めてしまいます。
毎日軽くこすることで
少しずつきれいになっていきます。
舌ごけをとるには
専用の舌ごけブラシというのがあるようですが、
アーユルヴェーダでは、
タングスクレーパーというものを使います。
こちらはシルバー製。
シルバーは肌に優しいことと
銀という素材の神聖さが合わせって
一番のお勧めです。
ただ、お値段が4,580円と少々高めです。
もっと手軽に始めてみたい方は、
下のようなステンレス製をお勧めします。
こちらは1,000円以下です。
ステンレス製タングスクレーパー
軽く歯みがきと舌の掃除ができれば
完璧ですが、面倒だなぁということであれば、
最低でもうがいをして
しっかりと口の中をすすいでおくようにしましょう。
せっかく体によいと思って
朝お水やお白湯を飲んでいるのですから、
汚れを一緒に飲みまないようにしましょう。
今週は、
朝、お水やお白湯の前に
口の中をきれいにすること。
これに注意して過ごしてみてください。
朝起きてすぐに口の中がきれいになると
それだけで気持ちがすっきりしますよ。