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書籍レビュー: 文系管理職のための失敗しないDX (週刊東洋経済)
読んだきっかけ
データベース作成の業務をアサインされちょうどDXのことを勉強したいなと思い始めていた頃に、本屋でたまたま見つけて、ちょうど良いなと思い購入してみました。
DXの導入として程よく、広く浅く全体の動き方を捉えることができるちょうど良い内容であったこと、まずはやってみようという気にさせてくれた/モチベーションを上げてくれたという点で、今の私にはとてもマッチした1冊でした。
特集内容は?
本特集号のメイントピックであるDX化についての特集内容は以下で、
パート1 失敗の種はあらゆる場所に
パート2 開発とデザインを攻略する
パート3 ノーコードを使い倒す
追加特集 ChatGPTの衝撃
まずはパート1で、DX化に当たってのやりがちな失敗事例や思い込みの紹介から推進責任者である管理職の訓戒から入って課題形成し、
パート2で開発手順の詳細説明と気をつけるべきことを説明してくれているので、飲み込みやすかったです。
また後述しますが、パート3でノーコードをメインに事例や使い方を紹介してくれていて、パート2までで難しそうだなと思わせたところにノーコードアプリでまずはやってみようという気にさせる流れは完璧だなと思いました。(乗せられやすいだけ(笑))
本書のおすすめしたいところは
DXを実施する上での課題や失敗しないためのポイント、成功例、データ活用などについて、多数の専門家や実際にDXを行った企業の声を通じて解説してくれています。
特に、文系の管理職がDXを導入する上で直面する課題やエグゼクティブレベルの情報が豊富であり、具体的なアクションも複数提案されているため、DXに関する知識を深めたい方や、ビジネスマンとしての視野を広げたい方には非常に役立つ特集号となっていると感じました。
それらの特集が、ビジュアル的にも配慮され非常に見やすいレイアウトになっており、理解しやすく読みやすく、肩肘張らずに学ぶことができます。
特に私が良かったところ
パート3のノーコードを活用した事例紹介はとても刺激になりました。
今、社内でMicrosoft PowerAppsを使ってはどうかと言われて触り始めました。ゆっくり勉強していこうかというぐらいで構えていたのですが、事例を読んでいると、もう今から自力でアプリ開発すれば良いじゃないかという気持ちに変わっていきました。
本書で紹介されていたGoogleのAppSheetを早速インストールしてみたので、明日から色々いじってみようと思います(笑)
総評
本書は、DXに関する幅広い知識を得ることができ、ビジネスに必要な戦略も緻密に提案されている実践的な特集号となっています。
すでに一定以上の知識や実務経験がある方には物足りないかと思いますが、DXに興味がありこれから業務に活用しようと考えている方は、まずは手に取って読んでみることをおすすめします。