(映画レビュー)ネタバレ: Guardians of the Galaxy Vol.3 〜やっぱりGotGが好き〜
前置き
映画を観てから感想を書くまで3週間ちょっとかかってしまった。
何故書けなかったのかというと、「最高!」という以外の感想が出てこなかったからです。大体の映画は、良いところも悪いところもあるので、その辺をとっかかりにして感想を出力できるのですが、今回は本当に最高だったので、他の感想が出てこなかったんですよね。
とはいえ、最高だからこそ何かを出力したい気持ちは強くて、間にAVENGERSのレビューを挟みながら(笑)、書きたいことがひねり出せてきたので、やっと筆を取りました。
https://note.com/arun_works_44113/n/nda7522fde12d
今までGotGが積み重ねてきたものがしっかり描かれていた
本作を鑑賞するのであれば、GotG Vol.1、2は当然として、AVENGERS INFINITY WAR、ENDGAME、GotG Holiday Specialを観ておくことが前提になってきます(Holiday Specialは観なくても何とかなりますが)。
本作は、監督のジェームズ・ガンが語っているように、Vol.1の時から3部構成で作ることが初めから構想されていたようです(ジェームズ・ガン監督、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」第4弾を作る予定はないと語る (ign.com))。
なので、GotGの主要メンバーの成長がしっかりと描かれているし、物語が破綻なく完結していく。安易に誰かを退場させることもなく、一人ひとりが居場所を見つけて終われているんですね。
それがすごく優しいし、上手いんですよね。
ネビュラの変化が良かった!
今作で一番グッときたのは、終盤にロケットが瀕死の状態から回復し、それを聞いたネビュラが涙したシーンです。
今作を観ていて感じたのが、ずーっとネビュラがチームを牽引しているなってことでした。
当然ピーターが船長だしリーダーだから、彼が一番活躍するし目立つんですが、要所要所でネビュラがチームを引き締めるし、ピーターのいない所でチームをまとめ上げてたりする。
何だろう、チームのお母さん的なポジションにいる感じで観ていたんですね。
そこからのネビュラの涙だったから、思わずグッときてしまった。
指パッチン後の世界を生き延びた2人
考えてみれば、ネビュラとロケットはGotGの中で唯一、サノスの指パッチン(デジメーション)後も生き延びたメンバーなんですよね。
劇中ではしっかりと描かれていないものの、その5年間は2人にとってすごく濃密な時間であったはず。結果的に、GotGの中で一番長い時間を過ごすことになってしまった2人だから、本気で助けたいと思うし、その回復に思わず涙する。
そんな背景を勝手に想像できてしまうぐらい、今回はネビュラが主体性を持って動いていたと思うんですよね。
みんな、ありのまま
本作のテーマでもありますが、GotGそのものにも言えますよね。
説教臭いことをいうわけでもなく、GotGはGotGのままで物語を終えます。
ドラックスは相変わらずのポンコツ暴走野郎のままです。一瞬、今までの自分を顧みて変わりそうになる瞬間があるんですが、結局いつものドラックスのまま。ですが、自分の居場所と役割を見つける。
マンティスも、いつの間にか毒舌キャラになってドラックスに嚙みつき始めたなと思ったら、その毒舌キャラのままなのに、自分のやるべきことを見つけて旅立っていく。
すごく優しい物語なんですよね。
総論
Guardians of the Galaxy Vol.3、最高の一言が言いたいためにここまで書き起こしました。個人的に一番グッと来たのはネビュラでしたが、どのキャラも個性的で魅力があり、見たら必ず虜になるキャラが一人はいると思います。
間違いなく、最近のMCUでも傑作です。必ず映画館で観ることをオススメします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?