今年も残り2週間!年末に「1年の振り返り」をしよう
みなさんは普段、振り返りってされますか??4Qごと、半期に1回などなど、ご自身のスパンでやっていることの棚卸しや、計画の見直しをされているんじゃないかなと思います。
かわさきは、「年が明ける」という強迫観念理由がないと、自分のやってることを棚卸しできないタイプです。「とはいえ年末年始ってやることがたくさんあって、実はなかなか時間とれないんだよね~」と思った方、さすがです。。。!超ズボラかわさきの場合、「大掃除はやりたくないいつでもできるし、初詣は人多いのが疲れる1月7日までに行けばいいし、特別どこかに行ったりする準備がめんどい必要がない」という言い訳のもと、他に優先して「振り返り」をやってます。笑
振り返りって、だいたい年末か3月末に「やろっかな~」と思い立つ方が多いと思うのですが、3月末って祝日や休日少ないじゃないですか。。。休みじゃないときに振り返り、辛くないですか?(私だけ?汗)ならちょっとだけでもお休みのある年末に、(いろんなことをやらない理由として)ぜひ振り返りタイムを取ってみてください!
ちょっと風変わり?ズボラ的振り返りの方法
かわさきの振り返りはちょっと変わっていて、自分の1年を自分で追体験するステップ(①~③)、周りを巻き込んで、他の人にかわさきの1年を追体験してもらう(迷惑な笑)ステップ(④)、追体験した気づきをラベル付けするステップ(⑤)に分かれます。
振り返りって一人でこもってやるものでは?と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、ズボラかわさき、1人ではやりきれないので、周りを(迷惑だとわかっていつつ笑)巻き込みます。友人や会社の先輩後輩、有志活動のメンバーなどと、みんなで一緒に振り返りをすることもあります(というかその方が多い。ズボラだから。。。)
その①:「やったこと」を徒然なるままに書き出す
1月から12月まで、その月にやっていたこと「だけ」をつらつらと書き出します。かわさきは会社のスケジューラにプライベートの予定も含めて全て記入しているので、スケジューラを見ながら転機するだけ。作業なので頭も使わないし、映画見ながら2時間くらいでガシガシ書き出し。
ここで重要なのが、「感情」や「想い」、「周りからの評価」などは一旦置いておく、ということ。「事実」のみを書き出します。
その②:「やったこと」に対して、「思っていたこと」を書き出す
やったことの転記が終わったら、やっていた当時感じていたこと、思っていたことを覚えている範囲で構わないので書き出します。「やったこと」が書いてあると、当時の感情や想いは想起しやすいので、意外とするするかけちゃいます。
その③:「やったこと」を受けて、「わかったこと」を書き出す
「やったこと」を受けて、現時点で「わかったこと」を書き出します。「現時点で」というのが重要で、「取り組んでいた当時の自分」ではなく「今の自分」が、その出来事についてどう捉えているかを記載します。
かわさきの場合、取り組んでいるときは感覚も感度も鋭くなっている反面、視野が狭くなっていることが多いので、落ち着いているタイミングで自分が何を感じたかをしたためていきます。
また、「これって今の自分にどんな風にプラスになったかな」「今後どんな風に生かして行けそうかな」など、先のことを見据えたときに、その出来事からの学びを抽出します。ここはめちゃ頭使うので、お手元には糖分必須です。
その④:壁打ち会でひたすら掘り下げ&拡張してもらう
ここまでひたすら「自分スコープ」で自分の1年を追体験してきましたが、このステップでは「他人スコープ」を最大限活用します。
振り返りのときって、よく「客観的に自分を見つめなおして~」と言われますよね。だったら、他の人の目線(スコープ)でかわさきの1年を追体験してもらい、他人スコープで見たときの感覚を教えてもらっちゃおう、という(めっちゃ迷惑な笑)作戦です。
まず、自分の1年をざっくりシェアします(事前に①~③を共有できているといいかも)。シェアが終わったら、その方の目線で気になった出来事に対して、「どうしてこうしたんだろう」「なんでこう思ったんだろう」と質問をしてもらいます。
その人の視点と視座(スコープ)で見た自分も、紛れもない自分。わかったこと」がわんさか増えてくるので、もれなくメモです。
その⑤:「わかったこと」をラベル付けする
自分スコープ、他人スコープそれぞれから得た「わかったこと」を抽象化します。抽象化というと難しく聞こえますが、ズボラ的には「覚えやすい単語でまとめる」です。だって、全部覚えられへんやん。。。
いろんな「わかったこと」を眺めながら、「結局これってこういうことか」という風にまとめてラベルを貼っていくイメージです。ラベルはぼーっと考えているときにふと思いつくことが多いので、散歩に行きながらとか、湯船につかりながらとか、おふとんの中とか、リラックスできるところでやっています。
上記のステップで、1年の振り返り完了です。この振り返りを年末にやって、年明けに新たな1年のチャレンジを考えていくのですが、このフローは新年明けて(覚えていたら)のお楽しみで。。。ちなみに、ズボラ的振り返りの一番のポイントは、④で壁打ちに付き合ってくださる方との日程調整を、①②③の着手前にやっちゃうこと。リミットが決まっていないと動けない。締め切りドリブン。これがズボラたる所以。。。
振り返りのいいところ
1年を追体験することで、「やったこと」からより多くの学びを吸収できる
①~③の追体験では、「やったこと」「当時の感情」「今わかったこと」を切り離して書き出しています。これにより、物事に取り組んでいた当時の感情の影響を少なくすることができます。
例えば、やってるときは「めちゃくちゃ辛い・・・!二度とやりたくない!」と思っていたことも、ふと「あのときの経験が今に活きてるな」と思うことってよくありますよね。「辛い」という感情だけ覚えていると、その出来事は「辛かった」で終わってしまいますが、今を基準に振り返ることで、「学び」に転換できますよね。これを「1年間でやったこと」について半ば強制的に実行することで、「やったこと」より多くの学びを吸収できるのではないかなと思います。
「他人スコープ」を活用して、自分とは違う「視点」と「視野」を取り入れる
自分の1年を追体験しても、自分に対して「なぜなぜ」(深堀り)を繰り返したり、他の選択肢(視野)を広げたりするのは限界がありますよね。人は己という監獄から逃れることはできないって昔の哲学者も言ってた。なら、他の人にお願いしちゃいましょう!
他人スコープで見た自分の1年は、自分では気にもとめていなかったことについてフォーカスされることがたくさんあります。「なるほど、こう見えるのか」「こういう捉え方があるのか」と視点が変わったり視野が広がったり。「あ、自分とは違う見方だな」と思ったら、それは自分には見えていなかった領域が見えるようになったということなのかなと解釈しています。この領域をぐんぐん広げられると、自分が見える視点や視野が広がっていきますよね。
抽象化は、引き出しの整理整頓
抽象化は、1年の「やったこと」を「学び」に変えて、スキルや経験として使える武器にしていくためには、自分の中でやったことを整理整頓して片付けておくことが大事なんじゃないかなと思っています。タンスや引き出しに「ラベル」を貼るのと同じように、抽象化して「覚えやすい単語でまとめて」おくことで、その事象を記憶の彼方から素早くリロードして活用することができる気がしています。
「振り返る」と、「学び」センサーの感度が良くなる
社会人になって、「学び方」ってたくさんあるなぁと改めて実感しています。
学生時代は、机に向かって勉強している時間、講義を聞いている時間が「学び」だと思っていたけど、普段の生活(仕事だけではなく、家族や友人たちとの時間、一人の時間)の中に「学び」はたくさん転がっているんですよね。振り返りは、事象から得られる様々なセンサーを再認識するので、日々の営みの中での「学び」がめちゃくちゃ多くなった気がします。例えばラジオで拾える帯域が広くなったし、音量が調節できる域も広がったような。
忙しい毎日だからこそ、たくさんの「やったこと」が生まれていると思うので、そこから学んで、自分のスキルや経験につなげていけたらめちゃくちゃお得ですね!
大掃除や年越し準備などもありますが、普段時間が取れないからこそ、「1年の締めくくり」としてぜひ振り返りをやってみてください。では!
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