2024年7月までの日記
しばらく日記を書けていない!最後に書いたのは2023年8月の出来事だから、もう丸々1年間書けていないことになる。
仕事が忙しすぎてまともな精神状態では無かったと思う。とても日記なんか書いていられないような。
8月から11月までは相変わらず朝7時には会社に着いて21時まで仕事をしている、そんな事を繰り返していた。これを今やりきらなければプロジェクトが破綻してしまうといった焦燥感と緊迫感に煽られながら毎日を過ごしていた気がする。
11月から大阪駐在が始まった。この日記を書いているいま現在ですでに9か月駐在していることになる。1つの拠点にここまで長く駐在しているのはこれが初めてかもしれない。
むしろ駐在が始まって幾分か生活は楽になった。というのも通勤時間が劇的に短くなったのが大きい。
これまで片道1時間半の通勤時間が30分足らずになり、本社勤務よりも睡眠時間はしっかりと確保できている。
かつ自分のことだけ用意すればいいのだから、自分の都合で生活することができる。食事を用意するのが面倒なら外食したって良いし、眠くなったら洗い物は明日に回したって良いのだ。
だがそんな生活が楽しいかというとそんなことはなく、満たされなさというか虚しさを痛感する。以前は少なくとも土日は家族のために献身的になることで、自分の役割と存在意義を実感していたような気がする。ああ自分のやっていることは間違っていなかったのだと。
身体的には楽になったが、精神的に充実を感じられているかというと、そんなことは無い。
最近この「自分に求められる役割を果たすこと」ということの重要さを強く意識するようになった。その役割を十全に果たすということも、そもそも役割が割り当てられているということも、すべては物事を円滑に進めるために必要なシステムなんだと思っている。
役割を果たさないのもいけないし、その役割の範囲を超えてしまっても良くない。他人の役割を食ってしまうことは、食われた人からすると役割成果の阻害でしかない。なんかこんな話を九州駐在の時も書いたな。
いまの駐在先の人たちもこの役割分担をまるで無視したような振る舞いが非常に目につく。若手が役割を果たさないのはまだ良い。周囲の人間で補い合える。
最悪なのは、役割を超えて仕事を集めるくせに中途半端なまま放置する人間がいることだ。この3か月間役割破壊をするだけして、全てが中途半端で工程はそのまま3か月の遅れになっている。
奇遇にも最近ジョン・B・カルフーンのネズミ実験(楽園計画)というものを知った。ネズミを用いたこの社会実験が、まさしく今の現場で起きていることと同じ結果になっているのだった。
それぞれが役割を全うしていたコミュニティでは社会は繁栄していた。それがある時、その役割を壊し役目を全うしない一個体の出現で、コミュニティの参加者全体が非生産的になり、絶滅へと突き進んでいく。
今のプロジェクトと同じ有様じゃないか!
こんなこともありもう今の会社に勤め続ける意欲が無くなってしまった。このプロジェクトが終わって今の役割から解放されたとしても、また以前のような4時間睡眠の毎日に戻るだけ。
もはや今の会社に勤め続けることが身体的にも精神的にも持続可能とは言えなくなっている。
それはどうやら自分だけでなくて、他の人もそうだったようだ。この1年、尋常ではないペースで会社の人たちが辞めていっている。
しかもお世話になった恩人や、尊敬する諸先輩に限って辞めていく。会社の中で好きな人と嫌な人の比率が完全に逆転してしまい、一緒に仕事をしたいと思える人がほとんどいなくなってしまった。
おれもここら辺が潮時なんだろう。十数年前の新卒で入った頃とは何もかも変わってしまった。主に自分の考え方が。
早速転職サイトに登録はしたものの、いまいち自分の職務経歴書が見栄えのするものに仕上がらない。果たしてこの内容でおれを魅力的に感じてくれる企業があるのだろうか?
前の日記でも触れたけど、こういう作文をする時は直近の自分のメンタルが例外無く影響している。いまは後ろ向きな考え方しか出来ず自分に自信がなく、他人に自己アピールをするような思考回路になっていない。
転職のために自分を魅力的に売り込むには、まずは今の仕事で達成感と充実感を獲得して、自信を取り戻さねばならないと思っている。
転職するために今の仕事を充実させる。矛盾しているような気がするが、「××が嫌だからこの会社を辞める」よりも「〇〇をやってみたいから転職する」という前向きなモチベーションまで意識を引き上げた方が、うまくいくような気がする。
一年ぶりの日記なのに最近の話おわり。