角煮を作ろう
自分の将来が不安になったら家にあるもので角煮を作ろう!とにかく、何かを作り出すという行為をしている間は救われた気分になりますよ。
単身赴任先での食事といえば外食以外に選択肢はなく、一人分の食事を用意して作って洗い物をするなんてことは時間効率が悪いとしか考えていませんでした。
20代のときはそれで全然構わなかったのですが、いざ30を過ぎてみて一人で外食チェーンでいつもの食事をしている時に、ふと気づいたんです。
いい歳した大人がこれってダサいんじゃない・・・?
この繰り返しで何も身についていない・・・
このままじゃ白木屋のコピペみたいな何も知らないスカスカの大人になってしまう。。。
とは言え一人で繁華街のお洒落なお店に入るのも抵抗があるし、そうこうしてる間に同期はアウトドアで川に山に出掛けて趣味を謳歌しているのを見ると不安で仕方がなくなってくる。
そんな事を考えていた矢先、同じ事務所に勤める協力会社の10個上の監督さんが、同じく単身赴任の身でありながら「自分で漬けたイクラ」をおにぎりにして俺に食べさせてくれた。
うわぁあああーーーーーーー!!
めっちゃ美味ァァアアアーーーーーー!!!!
俺も何かしなきゃ!この環境を逆手にとって、普段はできないことをやらなきゃマジで何も身につかねぇ!!
ということで、最低限家にあるもので手軽にできるところから、をモットーに角煮を作ることにしました。コンロは汚れる臭いがつく、光熱費が嵩むで自分ちでは敬遠していた角煮、作るなら今です。
まずは卵を7分茹でて豚バラブロックを好きなサイズに切り分ける。
軽く下茹でして
一度ザルにあけて余分なくさみをとる。
そこから煮汁作りですが、各種調味料をゼロから揃えるのはどうにもハードルが高く、家にあったスタミナ源たれで代用することにします。
角煮作りに必要な醤油、砂糖、料理酒を網羅した万能調味料。完璧。
源たれだけだとエグすぎるので角煮の定番コーラと生姜でトガらないように調整します。
あとはさっきの豚肉をブチ込んで弱火で1時間近く煮込むだけ。結構サマになってんじゃないのこれ!?
煮込んでる間は最近買ったミニスーファミでFF6でもやってましょう。丁度オペラ座のシーンですね。
~1時間後~
煮汁もいい具合に減ってきて色合いも良くなってきたんじゃないのォ!?
とは言えここでいきなりは食べない。せっかく半熟卵を作ったんだから、ジップロックに入れて一晩冷蔵庫で漬け込む。結局食うのは俺だけなんだから、俺が許容できる範囲の衛生管理で済むのはやはりお気楽ですね。
~翌日~
一晩待っていざ実食!!
・・・・・・
美味いじゃん・・・・!!
調味料とか適当だったけど、極めようと思えばいくらでも凝れるな・・・
こうやって少しずつ、できることと経験したことが増えていくというのは、やはり実りある人生を送るうえでは大事なことなんだと思います。
今更かもしれませんが、今からでもできることを増やしていきたいものです。
今度は圧力鍋で米を炊いてみようと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?