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カブトムシのフンは肥料として使える?万能な肥料?

あっちこっちにハマっていますが、しっかりとカブトムシの幼虫を育てているアルミ缶の上にある蜜柑です。
カブトムシの幼虫を育てていると、カブトムシのフンが目に入るかと思います。
カブトムシのフンは土や植物にとって良いものなのか、noteにまとめて情報整理していきたいと思います。


湧きおこるフンは肥料にしていいか否かの論争

フンと聞けば、土にとって良いものとされ、肥料になるのではないかと思う人もいるかと思いますが、実はその反面で、カブトムシのフンは植物の根の成長を妨げるのではないかと言われています。

その理由としては、カブトムシの幼虫は蛹になるための部屋を作る際に、フンで周りを固めて部屋を作るため、根が生えてきてしまうと都合が悪い…ということがそもそもの根拠となっているようです。

しかし、調べれば、卵の殻と一緒に混ぜ合わせて肥料として畑にまいている人もいれば、カブトムシの幼虫のフンは万能だと言っている人もいます。
2つの意見に分かれてしまっているままだと、フンを活用しようとしている人は情報に惑わされてしまいますよね。
私も実はその1人です。

なので、ここからは色々な人の意見を交えながら、情報をまとめていこうと思います。

根の成長が悪くなるからダメ派の意見

YouTubeでもチラッと言っている人がいたのですが、ネットで検索すると人から聞いた話を記事としてまとめている人がいました。

ササッと読み進めたい人のために、要約すると
・どの植物や野菜に使っても根の張りが悪くなり、育ちにくくなる
・理由としては蛹の部屋を作る時に根が伸びてこないようにする成分が含まれているから

冒頭でお話しした理由と全く同じ理由でダメだと書かれています。

こちらの質問できるサイトではダメ派と使ってみて良かった派の意見が分かれています。

書いてあることを要約すると、
・調べた限りではダメと書いてあった
・実際に庭などに撒いたら土壌改良になった
・植木鉢やプランターで使うと育ちが悪くなる

と言われています。

育ちが良くなるからフンは万能肥料だという意見

Googleなどで調べると、ダメという意見の方が多いように思いましたが、同じくGoogleで見ていたら、AIで拡張要約にて

カブトムシの幼虫のフンは、土の成分に近くなり、マット自体が有機物を含んでいるため、植物の栄養として適した肥料となります。植物の入れ替えタイミングで土と混ぜ込んで使用することがオススメですまた、カブトムシの糞は土壌改良にも効果的で、花壇や庭に混ぜると育ちが良くなります 

Google AI拡張要約

と検索結果より上に出てきていました。
ダメ派の意見より良いという意見の方が要約として出されるということは、信頼性が高い情報と判断されたか、良いという意見の方が記事数的には多いのかもしれません。

YouTubeにてカブトムシのフンを長年肥料として使っている人も、フンが成長を遅らせたり、妨げたりしてしまうことはないと語っていました。

私はこの動画を見たときに、すごくわかりやすい説明だと思い、真剣に説明を聞きました。
時間のある方はぜひ、見てみてほしいですが、
・フンの1つの成分だけで植物が育たなくなってしまうとは考えにくい
・自然の循環のすべてを人間が知ることはできない
・科学の成果の1部を過信してしまうのは違うと思う

この3つが特にしっくりきました。
カブトムシのフンは肥料として使えることを信じたい気持ちからしっくり来てる部分もあるかと思いますが、ダメという意見を信じてしまう前に1度聞いてみてほしい説明だと思います。

農業に長く携わっている人ほど、カブトムシのフンを肥料として使うことを推奨しているのも1つの信じる理由になるかと思います。

▼こちらのshort動画も見てみてください。
カブトムシのフンを菜園の土に混ぜてもいいですか?

カブトムシのフンの成分

意見が分かれていることを知っても、どちらを信じれば良いかわからないし、撒いてみて野菜や植物が育たないのは悲しいという人もいると思います。
これだけ、意見が分かれているとどんなに動画や記事を見たところで、不安が消えないのもわかります。

与えている土によって成分は変わってくると思いますが、植物に関係してくる成分を大まかに紹介すると、

カブトムシのフン成分一例
データ①
ph 6.8 窒素 1.0 リン酸 0.7 カリ 0.6 塩分 0 EC 0.3

データ②
ph 5.5 窒素 0  リン酸 25  カリ 75 塩分 0 EC 0.3

有機物の指標
有機炭素 31% 有機物 55% 発芽指数 146%

となっているそうです。
たまごの殻や生石灰などと混ぜ合わせると、より良い肥料に使えるかもしれません。
有機物の指標としては十分な数値が出ているので、有機栽培に興味ある人はぜひ試してみてください。

まとめ

カブトムシのフンは肥料に使えるか否かの論争は、結局のところ試してみなければ結果はわかりませんが、個人的には土とよく混ぜたり、他の肥料となるものと混ぜることによって、良い肥料となるのではないかと思います。

カブトムシのフンの中には良いバクテリアがいて、土壌改良に役立つという説も多かったので気になる人は、プランターや植木鉢を避けた上で畑や菜園などに撒いてみましょう。

どうしても使い切らなかったり、自分の家で使うのは気が引けるけど、多少のお金にしたい人はフリマサイトなどで出品してみると売れるかもしれませんね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


▼カブトムシの飼育はココから始まりました

▼農作物の間引きもちゃんとしましょう

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