親子関係で気を付けたいこと
まだ親の目線を持っていなかった子供だった時、親に対して感じていたことを書き留めます。
もしかしたら、親の立場から子供の気持ちについて考える参考にできる日が来るかもしれない。という個人的な備忘録的なものです。
親は親になる決断をしてなるが、子供はそうではない。
子供はあらかじめどの親のもとに生まれるか選べません。
一方で親は(一部の例外はあると思いますが)自分の意志で親になります。
「好きで生まれてきたわけではない。」思春期の子にはありがちなフレーズですが、親からしてこれほど胸をえぐられる言葉はないように思います。
しかしながら、親になるからには、生む/生まれる、この違いが確かに存在するという事実は認識しておかないといけないように思います。
余談ですが、親ガチャという言葉が話題になったことがありました。
個人的にはこの言葉は好きではありません。この言葉を使って周囲を恨んだり妬んだりしたところで、自分の人生に変化は訪れないからです。
自分の人生を好転させるきっかけは自分で起こすのが一番確実だと思っていますが、この言葉はそのための活力を削ぐように感じるからです。
「あなたのために○○している」は素直に受け取れない。
このフレーズを使いたければ、まずは親子間の対話が十分に取れていることをしっかり確認するべきだと思います。
往々にして、子の描く将来像や考え方の方向性と親の描くそれとは異なります。
そのような状況で「あなたのため」という言葉を使われても、子からしたら重荷です。
「あなた(子)のために」親がとる行動として、子が失敗しないように親が先回りして手助けすることがありますが、これもいけません。失敗することが明らかだったとしても、その失敗の機会を子から奪っていいとは限らないからです。
子は、親が思う理想像になるために生きているわけではないということを忘れないようにしないといけません。
金のことは気にするな。は後々困る。
大人として自立して生活するためには、必ずお金が必要になります。
そして、子供はいつか必ず大人になります。
子供だからお金の心配はしなくていい。というのは僕からしたら根拠が全く分かりません。
「子供にお金の心配をされる親」というレッテルを貼られたくない親の都合ではないかと思ってしまいます。
むしろ、お金がないとできないことが社会にはたくさんあること。そのお金を得るために何が必要かを考えるために、積極的にお金の話をするべきです。
家庭科の授業で金融商品の基本知識を教えるよう学習指導要領が変わるようですが、まず個々の家計で生活に必要な収入支出の管理方法を学ぶべきだと思います。
家計収支を把握せず金融商品に手を出すと、意図せず不要のリスクを負うことになります。
人によって態度を変えてはいけない。そういうところを子供は見ている。
親の行動に問題があったとして、子はそれを親切に教えてくれるとは限りません。少なくとも僕はそうでした。
子がそっけないのは反抗期のせいだと断定する前に、少し自身の言動を振り返る心構えが大切です。
寡黙でいいことはない
昔のドラマやアニメなどでは寡黙だったり口下手な父親が登場しますが、現実世界ではデメリットのほうが多いのでやめたほうがいいです。
長期に渡る対人関係においてはお互いの考えや思い、情報はなるべく交換しておいたほうが互いに余計なストレスを抱えずに済む。というのが僕の経験則です。
以上、個人的な備忘録的な投稿ですがなにかの参考になれば幸いです。
結論的には、親子(家族)であっても、思いは言葉にしなければお互い理解できない。という感じでした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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