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現代マーケティングが人から奪ったもの
マーケティングが人の心から奪ったもの
それは『静けさ』だ。
誰の心の中にも、静けさはある。
というよりも、静けさの中に心が存在していると言えるだろう。
より大きく深い静けさのなかに。
この静けさに触れているとき、人は深く安らぐことができる。
今この瞬間にくつろぎ身を委ねるとき、人は静けさに繋がっている。
自然は静けさそのものだ。
山登りやアウトドアアクティビティに惹かれる都会人は、喧騒を生きる中で本能的に自然を求めるのだろう。
静けさが完全に失われると人は狂ってしまう。
何かをしていないと落ち着かない。
自分を何かが欠けた存在だという幻想を信じてしまう。
この静けさとの繋がりは、慢性的に意識が外側に向くよう仕向けられる事で、失われてしまう。
現代マーケティングの本質は、
不足感を作り出すこと。
そして、「自分は欠けている」「持っていない」という視点に意識を誘導して、悪魔の言葉を囁くのだ。
「これがあれば、あなたは満たされますよ」
「これがなければ、あなたは欠けたままですよ」
「そのままでいいのですか?」
わたし達はこうした仕掛けに、メディアや世間を通じて、生きているほとんどの時間中さらされている。
そうした仕掛けのせいで、外側の世界を見る癖が植え付けられている。
あの人はすごいな・僕はダメだな
この子かわいいな・私はダメだな
あのカバンかっこいいな・僕買えないな
隣のお家は裕福だな・うちは貧乏だな
頭の中は自我(エゴ)による言葉で埋め尽くされ、不足感に支配されて、自分の内側の静けさにつながることはできなくなる。
そうして奪われる最も大切なものが「創造性」だ
マーケティングは現代人から創造する力を奪った
創造性のエネルギーは、ヒトが存在する価値そのもの。
人間は創造のために生きていると言っていいと思う。
創造の源泉は、思考よりもインスピレーションからやってくる。
インスピレーションや閃き。
これらが生まれる時、心は静けさと繋がっている。
必ず、繋がっている。
‘’閃き”がトイレや風呂、自然の中などでポカンとしている時にふとやってくるのはそういう事である。
どのような人間でも、心に静けさを持っていて、それは創造エネルギーの源泉となっている。
それを失った人間は、
自分で何も生み出せなくなってしまう。
つまり、誰かが造ったものに頼らないとならなくなってしまう。
静かな時間を持ち
創造性を取り戻そう。
創造性は外側から与えられる刺激ではなく
ワクワクすることや、ウキウキすること
考えているだけで嬉しくて、お金を貰えなくてもやってしまうこと。
それに没頭することで取り戻すことができる。
そして、それこそが自分という生を生きる生きがいとなるはずである。
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