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店主の暮らし日記⑥できるだけ素直に。と思った話
こんにちは!雑貨屋 あるくらし 店主の絢音です。
雑貨屋 あるくらし は、現在、店舗を持っていませんが、
イベント出店やオンラインストアからスタートした雑貨店です!
こちらのnoteでは、お店の歩みを記録中です!
(雑貨屋 あるくらし についてご興味のある方は、
マガジン「雑貨屋 あるくらし を開くまで」にまとめておりますので、
良ければそちらをご覧ください!)
久しぶりの投稿となりましたが、皆さまお元気でしょうか。
我が家ではこたつに羽毛布団、電気ヒーターを稼働させて、
急な冬を感じています。
寒くてどんよりとしてしまう事はありますが、
私は、冬が好きな季節です。
「寒い、寒い」とちょっと口では嫌そうに言いながら、
温かいマフラーやコート、ブランケットに身を包んでは、
沁みるような温かさにニヤリとしてしまいます。
冬は、そんな小さな嬉しさを深く感じられる気がして、
ツンとした寒さに、「来た来た!」と嬉しく思う自分がいるのです。
皆さん、冬は好きですか?
今回のテーマは、「できるだけ素直に。」と思った話です。
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とても抽象的なタイトルで、およよよよという感じですが、
実はここ最近、鬱々とした気持ちから抜け出せないでいました。
やらないといけない事、やったほうがいい事は頭に浮かぶのに、
やりたい事や自分がこれからどうしていきたいのかが浮かばない。
とりあえず小さなことからでも始めてみれば、
案外スムーズに進む事がある。ということは経験から知っているはずなのに、行動する事が怖い。「行動怖い現象」が起きていました。
こうなってしまうと厄介なことに、ネガティブな気持ちがもくもくと膨らみ、「私なんて…できない。」という、「余計行動怖い現象」が起きます。
最近、そんな「余計行動怖い現象」が起きてから、
やっていきたい事が見えてきて、
「少しずつ動いていこう」と心境や行動が変化した所でした。
鬱々とした日々の話を聴いて欲しくて、テーマに選んだのではなくて、
日々過ごしている中でどうしようもなくやってくる波の、
「沈んだとき」の部分も自分自身が素直に認めて付き合っていきたいなと思い、記事を書こうと思いました。
自分の性格的に、「沈んだとき」を認めるのが苦手なんです。
どこかのタイミングで、また「行動怖い現象」がやってきたときに、
あの時こうして過ごしていたな、と思い出せるといいな。
普通、常識から外れないように。
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まず根本的に私は、素直に自分の行動や性格を認めたり、誰かに自分のことを伝えることが下手だなと思います。ちょっと見栄っ張りのような、猫かぶりなような所があるんです。考えてみると、それは、「変だ」と言われることに対しての恐怖感をずっと持っているからなのかも、と思います。
かなり昔のことにさかのぼると、幼稚園の頃から小学校に進学する際、
引っ越しをしました。同じ関西圏での引っ越しでしたが、私の方言が微妙にニュアンスが違うということで、「話し方が変だ」と言われたことがありました。その時ぐらいに初めて「自分って変だから、変じゃなくなるようにしなくちゃ」と考えたように思います。
そこから、個性を消すように生きてきたんです…という訳ではないですが、「変じゃなくて、普通の人になりたいな」という気持ちは、成長する過程で心の中に大小問わず、ずっと宿ってはいて、相手が「え?」という反応をしたように感じると、「あ、自分って変なのかも」と思い、「普通じゃない劣等感」みたいなものを感じていました。
今は、ただの価値観や思考の違いだなと、「あ、考え方が違う感じでしたか。」と受け止める事はできるようになってきましたが、感情レベルでは、これまでの名残でうっすらと劣等感を感じやすい事も事実です。そんなどうしようもない感情の存在を最近は少しずつ認めて、「なんでこんな事を想うんや…」より、「そんな事想う事もあるよね」と心のセリフをチェンジしている過渡期です。
文章にして記載すると客観視できるので、おいおい、と恥ずかしい気持ちになりますが、何をしても「普通」にできない自分を見てがっかりされたくないという想いや「変」な事を言って場をしらけさせたくないという想いから、なるべく「話しすぎない」「言動の表面を真面目で覆う」が自分の癖になっていったように思います。
仲良くなる過程で、初対面からの印象の変化が激しいとよく言われるのですが、そういった「話し過ぎない」「真面目で覆う」癖から生まれるギャップなような気がしています。
今では、「誰かにとっての変でも、自分にとっては普通な事やしなぁ」と少しずつ、素直に話せてきてはいると思うものの、癖がなかなか抜けないのも本当の所です。
どう進みたいのかが分からない。
話は戻りまして、最近「行動怖い現象」になった時の事を振り返ります。雑貨屋あるくらしをはじめてから、自分の頭の中だけにあったイメージを少しずつ形にする事や誰かと共有できる事がただただ幸せで楽しくて、ずっと前向きな気持ちで進められているなと感じていました。そんな中、活動を通して自分がやっていきたい事と、相手に伝わる事とのギャップを感じた時もありましたが、いろんな価値観があるから仕方ないかと、モヤモヤとしていた気持ちを気にしすぎず過ごしていました。ですが、次どうしていくかをじっくり考えたいなと思っていたタイミングに、そのギャップがもう一度起こり、気にせずに過ごすことができず、このままじゃ良くない気がする。とぼんやりと不安に思うようになりました。そこからしばらく、その不安の消し方が分からず、なかなか次何をしたいのかが浮かばない状態でした。行動に移せない事の焦りから「行動怖い現象」ひいては「余計行動怖い現象」が起きていたように振り返って思います。
自分が自分で隠そうとしている個性も表現したい
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自分の気持ちにできるだけ素直な言葉を考えて選んでいけたらいいな。
そこから身近な人に少しずつ相談していく中で、ずっと克服できていない「話しすぎない」「言動の表面を真面目で覆う」癖を和らげて、ギャップをなるべく減らすように変えていきたいという想いを強く自分が持っていることに気づきました。
「誰かから「変だ」と言われないかと恐れて自分が自分で隠そうとしている癖や個性についても表現していきたい。」
そういう想いが今の自分のしたい事で、自分が思う事をできるだけ素直に言葉にしていきたいなとnoteに記載しました。
これから、雑貨屋あるくらしとしての「雑貨屋」としての活動と並行して、こういった自己表現をnote等を通して続けていきたいなと思います。
その表現が自分自身の癖を認めたり、ほぐしたり。誰かの共感となったり、違いを知る、とあるひとつの定規のようなものになれば嬉しいな。
はじめましての方も引き続き読んでくださっている方も、お付き合いいただきありがとうございます。今後も焦らずゆっくり続けていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
店主 絢音