20240922

久しぶりに家を掃除した。
実に半年ぶり、いやもっとかもしれない。
今週、ド平日の真っ昼間に大家立ち合いで室内の設備点検があって、私は仕事でいられないので、まあともかく、見られたらマズイので、重たい腰を上げた次第である。

私の部屋の片付けられなさというのは、始めて部屋を与えられた小学校1年生に遡る。ノートやら漢字ドリルやら、床に散らかしてしまうのだ。家で勉強はしているのに!
実害もあって、漢字ドリルを持っていき忘れたことが何度かあったような記憶がある。でも「忘れた」とは言えなくて、なんとなくはぐらかして、私、普段優等生だから先生も誰か別の人が持っていってしまったのでないかなどと本気で心配してくれて、悪かったなと思う。あとは、母のつくってくれたおにぎりを、塾の休み時間に食べられなかったって言い出せなくて、どうしようもなくなって、腐らせてしまったことがある。これは、人生において、かなり反省すべき点である。

大学生になって、一人暮らしはじめて、最初はワクワクで、モノも少なかったから、それなりに綺麗さを保てていたはずなのだが、次第に駄目になっていった。

そして、今である。

カップラーメンなどを食べないし、少しばかり自炊をするから生ゴミ類は毎週捨てていたもので、食べ残しに虫が湧いたりとかそういうことはなく、ただひたすらに、紙と布のミルフィーユ。なにも面白いことはない。床はふかふか。よく滑ってはスネに青あざ。ひとからもらった大事なものは、大事なものを置く場所(傍からみたらわからないだろうが)に置いているからセーフ。

部屋の状態は心の状態とも言うらしいが、私の場合は、あらゆるマイナスを部屋の汚さに押し付けて心を保っていたように思う。現に、足の踏み場もない部屋で作った弁当を持っていった先の会社では、それなりに仕事をしている。

あとは、ともかく外面を保つのが上手く行き過ぎた。服にアイロンはかけていくし、ヘアメイクも丁寧にしてから家を出る。年中汗かきだから、匂いが気になりすぎて風呂キャンセルは論外。
いや、外面を保てていると思っていたのは私だけかもしれない。

それにしても、部屋が汚いことによって、この部屋を残して死んだら、家族に迷惑がかかると思って、というか見せられないなと思って、なんとなく部屋の汚さも死へのハードルであった。

そう遠くない未来に、引っ越しをするだろう。部屋を片付けなければ、と同棲の話をのらりくらりとかわしてきたのも悪かったなと思っている。いつでも引っ越しできますよ、とは言えないが、苦手でも片付けをすることが誠意だと思ってなんとかしたい。



※最近の部屋の汚さについての言い訳
本当に仕事がおかしいほど忙しかった。毎月毎月毎月毎月、三六協定とにらめっこして、昼休みとか朝とか前残業とかして数値上ギリギリセーフみたいな感じで、耳鳴りとか日常茶飯事で、夕方にはバファリン飲み込んで、心の余裕もない。トイレットペーパー、1年で1回しか買いに行かないとかいって驚かれたが、そもそも家でトイレにいかない。お風呂入って、お弁当作って、寝て、起きて化粧するだけ。そんな感じ。

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