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コブ角評価の矛盾 病院のリハビリテーションで、側弯症がなおせない理由
【はじめに】
側弯症とは、背骨が左右に弯曲または回旋した状態です。
脚長差とは、側弯症など背骨の歪みや骨盤の歪みよって、片側に負荷がかかることで起こる左右の脚の長さの違いです。
別々の問題と考えられている方もいらっしゃいますが、私の教室では、側弯症は必然的に脚長差を伴うと考えています。
もし、この記事を読んでくれている方が、側弯症や脚長差でお悩みの方や、誰かの側弯症をなおしてあげたいと考えている方だとして、今ある側弯症の概念を一回忘れて、もう一度、側弯症について考えてみて欲しいと思います。
【側弯症のコブ角とは?】
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コブ角とは、今ある側弯症の評価方法です。三次元での評価が難しいので、二次元でのレントゲンの評価になります。つまり、ベストな評価方法とは言えず、正確に評価できない中で、全てではないけど、分かりやすい比較しやすい判断しやすいなどの理由で行われる、不十分な評価基準です。
不十分な評価方法なのに、このコブ角の角度の進行で、治療方針の分岐点があって、腰痛や背中痛などの問題にもなるのですが・・・。
そのために、側弯症でお悩みの方は、このコブ角の僅かな角度の違いに、落ち込んだり喜んだりしている現実があります。
【コブ角のこだわりは、何のため?】
コブ角は、背骨の作る弯曲の状態で、この角度にこだわっているはずの側弯症患者に対してのリハビリテーションは、運動軸に何らこだわりがありません。医療は、何のためにコブ角にこだわって、患者に伝えているのでしょうか?
下の記事で書いているように、私は、重度側弯症の娘を運動で元のような動く背骨にしたいと考えました。
現在は、枚方市で姿勢矯正と歩き方矯正トレーニングの教室をしています。
生徒のほとんどが脊柱側弯症を持っていて、側弯症をなおしてあげたいと願う時に、視線の位置や足の位置と角度、運動軸を意識して筋肉刺激ができるように、神経を使う毎日です。
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教室では、ストレッチや筋力トレーニングも体軸が理想に近く作れているか、本人の意識のしやすいように、トレーナーがチェックしやすいように、工夫しています。
足の位置と頭の位置が、直線上に来るように、壁に印がありますし、運動器具の位置が壁の印に合わせて設置できるように、床にも印があります。
他に、座位で行うトレーニングも、骨盤の位置と頭の位置が正しいか、生徒さんの後からと横からの姿勢をグルグル回ってチェックします。
これだけ、体の軸にこだわって、運動できる設定をした上で、運動中に出る癖をチェックして修正していきます。足や骨盤や頭が、正しい位置にあると、動かなかった背骨は嘘のように動かせる背骨へと変わっていきます。
脊柱側弯症をお持ちの方は、運動軸が傾いたり歪んだりしているので、普通に動いて、自身での運動が正しく行われることはありません。
そのことに気付くと、病院のリハビリテーションのような、本人の動きに任せたアバウトな運動では、決して側弯症が改善されることはありません。
【側弯症でこだわるべき角度】
娘の側弯症で悩んで、定期健診でレントゲンを撮っては、私も、コブ角を聞いてショックを受ける時期を過ごしていました。
このコブ角へのこだわりは、いったい何だったのでしょうか?
ただただ、コルセットを薦めるタイミングと手術を薦めるタイミングのためだけのものに、一喜一憂している側弯症患者側の気持ちと、リハビリテーションのアバウトさを考えたら、医療の側弯症に対する向き合い方に疑念しか持てません。
コブ角の進行度合いにこだわることは、医療側の都合によるものでしかありません。運動でなおせる可能性を考えれば、いかに正しい体軸に近付けて運動できたか、理想とどのくらいズレているのか、そこの角度にこだわるべきなのです。
運動療法を、医療が未だに検証できてないために、みすみすなおせるものを、原因不明の意味不明にして、側弯症患者にコルセットで苦しい生活をさせて、手術しまくっているだけかもしれない現状は、見直されるべきです。
〈側弯症をなおしたい方〉
治療として受けていても運動軸を考えて指導してもらえているか、自身の努力も運動軸を軽視していないか見直してください。
〈側弯症をなおしたてあげたいとお考えの方へ〉
単に肩の高さが左右で同じになっただけや、歩けているから問題ないなどと、運動軸を軽視していてとしたらお考え直し下さい。
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