web古地図散歩 丸の内・大手町2
日頃町歩きイベントとして開催している「古地図散歩に行こう!」をweb上で楽しめるようにしました。約5キロを3時間ほどで歩きながらしゃべっているものですが、文章にするととても長くなります。そこで6回に分割しました。1回目だけ無料でお読みいただけます。2回目以降は有料でのご購読となります。2~6回はそれぞれ150円、1~6すべてと配付資料が載っているマガジンは600円です。
丸の内の重要文化財
馬場先通りをはさんで商工会議所の向かいには明治生命館があります。ここにはもともと三菱二号館が建っていました。その二号館は日本最初の生命保険会社である明治生命が全館借り切って本社として使っていました。
建設当初の三菱二号館この馬場先通り沿いの建物はイギリス風のレンガ造りがほとんどだったのですが、この二号館だけはルネサンス洋式の石造りの建築でした。
二号館の土地と建物は大正4年(1915)に明治生命は三菱から買い取り、関東大震災後の昭和9年(1934)に建て替えたのが現在の明治生命館です。今年(令和2年)で築86年、丸の内では唯一国の重要文化財に指定されている建物です。
ギリシャ神殿を思わせる柱が外壁にならぶ様子からは洋風のビルに見えますが、四角い渦巻きの模様、ラーメン丼によくあるやつですが、雷文という文様があったり、扉などには牡丹の花があしらってあったりします。意外なところでは窓の外側の金属部分にイルカがいたりします。
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