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【すがもプロジェクト5周年企画】はじまりのすがもプロジェクト②~祈りのまち巣鴨班二代目SPS笠原志穂さん~

すがもプロジェクト メディア担当
公共政策学科3年 上野 鈴華

2020年4月にスタートしたすがもプロジェクトは今年度、めでたく5期目を迎えました! そこで、5周年記念企画として「はじまりのすがもプロジェクト」を連載します。2020年当時のすがもプロジェクトSPSであった卒業生をお呼びして、当初の目的や活動、そして苦労話などをうかがう座談会を開催しましたので、その様子を記事にしてお届けいたします。

座談会を開催するきっかけについてはこちらをどうぞ。第2話は、祈りのまち巣鴨班初代SPSとどうしても都合がつかなかったこともあり、今回は2021年度に活動した二代目SPS笠原志穂さんのお話をピックアップしていきます。それではどうぞ!


「コミュニティプログラム」で

祈りのまち巣鴨班二代目SPSの笠原志穂さん

Q.すがもプロジェクトに入ったきっかけは何ですか?

もともとは2年生の時に、ほぼ全ての学科の学生が学科横断型で履修できる塩入法道先生(現・常務理事)のコミュニティプログラムに参加していました。しかし、コロナ禍に入って、なかなか活動ができなくなってしまいました。そんななか、先生にサービスラーニングという授業ですがもプロジェクトという活動があるから参加しないかと声をかけられ、参加することになったのが始まりでした。1年目は歩こう学食班に参加していて、4年生となる2年目は祈りのまち巣鴨班のSPSを務めました。 

塩入先生(前列右から2人目)との出会いですがもプロジェクトに

Q.すがもプロジェクトではどんな活動をしていましたか?

すがもプロジェクトに入った1年目は学食in巣鴨班に入っていたのですが、コロナの時期だったので、オンラインでの活動がほとんどでした。班員と会ったことがない状態でのオンラインミーティングだったので、全員同い年なのに敬語のまま1年間の活動が終わってしまったというのが現実です。オンラインでの活動は難しいと感じましたが、コロナ禍だからこそ、オンライン上でツアーをしたり、オンライン盆踊りを開催したりすることができました(筆者註・笠原さんは鴨台盆踊り企画運営の授業も履修)。コロナ禍だからこそ新しいことに挑戦することができたのです。

それはコロナ禍が終わった後も続いて、大学近くのご飯屋さんをテイクアウトして記事にしたり、実際にお店の人にインタビューをしたりしに行きました。

(筆者註・あるきめでぃあのインスタを遡ると、歩こう学食班のご飯屋さん紹介を見ることができます。大学から徒歩圏内で行けるお店を紹介しているので、ぜひ行ってみてください! おいしそうなご飯がたくさん載っています! また、それと同時にフォローもお願いいたします!)
あるきめでぃあ(@arukimedia) • Instagram写真と動画

あるきめでぃあのインスタ

伝えることの難しさ

Q.すがもプロジェクトに入って身についたことはなんですか?

私がすがもプロジェクトに入って身についたことは調整力です。すがもプロジェクトはひと班に何名かの先生と職員さんがついて活動をしています。班の中に先生もいて、職員さんもいて、学生もいてとなると、みなそれぞれにやりたいことがあります。

私は、皆のやりたいことを優先しながら、SPSという立場でどういう風に進めていくのか、どこを妥協しなければいけないのか、どこを推し進めていくべきなのかという部分に最も力を使いました。その調整力というのは、プロジェクト自体の進みもそうだし、ミーティング中や班員の担当振り分けなどの、人との関わりの部分でも重要なものになってくると思います。

私は現在もTAとして鴨台盆踊りのプロジェクトに参加しているのですが、今年も1、2年生の探究の授業の時間を借りて、盆踊りのボランティア募集の説明を行ってきました。その時にも凄く思ったのが、何を伝えたいかで内容は凄く変わるということです。

私は発表用のスライドを作ったのですが、元々の授業でどういう風に1、2年生に告知されていたのか、何を伝えたいのかはっきりしていないまま作ってしまいました。スライドを作った後、なんか目的が立っていないんじゃないかと気づき修正をしました。

授業自体を伝えたいのか、そこで企画しているイベントについて伝えたいのか、自分たちが活動を頑張っている姿を見せたいのか、そこによって話す内容も変わってくるかもしれないし、誰が発表するかも変わってくるかもしれません。何を伝えたいのかがしっかりしていると、自信を持って発表することができるし、相手にも伝わりやすい内容になると思います。

この頃から始まった御朱印浄書は3年経った今も展開!

Q.これから大事になってくることを教えてください!

最後に後輩には、今自分のやりたいことを大事にしてほしいと伝えたいです。それは、大学生の期間にコロナ禍でやりたいことが制限されたことを経験してきたからです。

今しかできないことや、やりたいことをよく考えて大学生活を過ごしてほしいです!

おわりに

座談会の様子(笠原さんは右から2番目)

今回は大正大学を卒業したすがもプロジェクトの元履修生をお招きして、大学時代のことや自分たちに向けた言葉など、たくさんのことを聞かせていただきました。

座談会中は卒業生と職員たちで当時の話で盛り上がっていて、楽しい雰囲気で進めることができました。卒業した先輩とお話する機会というのはなかなか無いと思います。なので今回はすがもプロジェクトのことだけでなく、そのときの大学の授業科目やプライベートについても色々と聞くことができて、本当に楽しかったです。

お忙しい中この座談会を引き受けてくださり、本当にありがとうございました。11月には種子地蔵縁日が大学で開催されるので、ぜひ遊びに来てください! お待ちしております。

【取材を受けてくださった方】
笠原志穂 (かさはら しほ)
歩こう学食班(2020年度) 祈りのまち巣鴨班(2021年)
本学大学院・人間学研究科臨床心理学専攻の修士課程を修了後は、教育現場で活動中

下記は、笠原さんがMCをした「第11回鴨台盆踊り宵祭り」(2021年)

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