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南門活用計画-ニューノーマルな交流空間へ!-

すがもプロジェクトインタビュー企画第5弾! 突然ですが、みなさんは大正大学にある「南門広場(以下:南門)」をご存知でしょうか。南門とは、大正大学すがも鴨台観音堂(さざえ堂)の近くに位置する通用門とその一帯の広場を総称した空間のことです。この場所で花会式やあさ市、花祭りなどのイベントを開催していますが、現在は新型コロナウイルスの影響で中止、または規模を縮小して行っています。
新型コロナウイルスで思うようにイベントが計画できない中、いつかの実施を目指して活動しているチームがあります! それが「南門活用計画」のグループです。
南門をさらに盛り上げるべく、イベントを企画する彼らの胸の内を聞きました。

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南門活用計画班メンバー(2020年春学期時点)
菅原 汐里さん (SPS 地域創生学部地域創生学科3年 写真左上)
渡邉 照正さん (仏教学部仏教学科仏教学コース3年 写真右上)
石橋 郁乃さん (心理社会学部臨床心理学科3年 写真左下)
※他2名はインタビュアー

「南門広場」・・・?

―よろしくお願いします。まずはどのような目標をもって活動をされているか教えてください。

石橋:大正大学構内にある南門を、より多くの人に知ってもらうこと、どのように利用してもらうか考えていくことを目標に活動しています。まずは学生がどこまで南門を認知しているのかを把握することを目的として、アンケート項目の作成をメインに活動してきました。最初は秋学期に対面授業が実施されると信じて、南門でできるイベントはどのようなものがあるか考えてきました。しかし、秋学期もオンライン授業が主流となることが決定した現在は、なんとかオンラインでできるイベントを模索しています。

―春学期はアンケートの作成が中心で、南門に対しみなさんがどのように思っているかを聞いていくというイメージですか?

石橋:そうですね。それと私達南門活用計画班も「南門でどのようなイベントが行われているのかを知っているか」ということから始まり、大学のHPや職員さんへ聞き込みをする調査をそれぞれ行いました。そして集めた情報を1つのデータにまとめ、職員さんに確認してもらっていました。

-実際、みなさんは南門を使ったことはありますか?

石橋:板橋方面から通っているので、南門を使いますね(※現在、入構時は正門1つに統一)。

渡邉:僕は巣鴨方面に用事があるときに使うことが多いです。ショートカットみたいなイメージですね(笑)。

菅原:私は最初あそこが南門と呼ばれていることを知らなかったんですよ(笑)。8号館の工事で正門が利用できなかった時、コンビニに行く際に使っていました。

-菅原さんは使うことはあったけど、名前があるとは知らなかった感じですかね。土日のイベントで利用することは多いですが、学生にとっては近道としてのイメージが強いですね。私も板橋方面から通学するので南門をよく使っています、南門という名前は、すがもプロジェクトが始まってから知りましたが…

菅原:やっぱりそうですよね(笑)。

-そういえば渡邉さんは仏教学部ですよね? 花会式に企画側で参加したことはありますか?

渡邉:お声がけいただいたことはあったのですが、都合が合わず参加したことないんですよね…機会があったらぜひ参加したいです。

-それぞれ南門を通ったことがあるということですが、このプロジェクトに関わる前、南門に対してどのような印象を持っていましたか?

菅原:知らぬ間に使っていたけれども、先生に「南門へ行ってきて」と言われたときに「南門ってどこ?」って戸惑ってしまう場所という印象ですね。逆に、みなさんどうやってあそこを南門と知ったのか教えてほしいくらいです(笑)。

渡邉:南門って「ポケモンGOのポケストップ(※)」になっているらしいですよ(笑)。僕はそれで知ったしそれが印象ですね。
※アプリゲーム内にあるアイテムを入手できる仮想施設のこと。

石橋:私は先輩方が呼称していたので覚えた感じですね。個人的な印象としては、地域のおじいちゃん、おばあちゃんがベンチで涼んでいる様子を見ていたので、そのイメージがありました。

とにかく明るい南門班

-ポケストップになっているのは初耳でした(笑)。確かに南門は、憩いの場という感じがありますよね。今回オンライン授業となり、ミーティングもオンラインで行うようになりました。その中で、先生や職員の方々とはどのように接していますか?

菅原:担当の先生は髙瀬顕功先生です。髙瀬先生は、あーちゃん(=石橋)やてるてる(=渡邉)とは以前から顔見知りだったようです。私は今回が初対面だったのですが、会議を進めるにつれて、親しみやすい先生だなと思いました。

渡邉:僕たち学生のことをあだ名で呼びますね。僕は「てるてる」、石橋さんが「あーちゃん」、菅原さんは「しお」って呼ばれています。

菅原:チャーミングでお茶目な先生って感じですね。でも意見をズバッと言ってくれる一面もあります。

渡邉:このサービスラーニングの全体的な印象である「まずはやってみよう」のスタイルも持ちつつ、髙瀬先生は現実的な視点でも出来るか出来ないかを判断してさらに高めていく感じです。

石橋:髙瀬先生は最初の会議で「ゴールに向かって何をしますか?」という目標設定を、親身になって促してくれました。その後の会議でも最初に決めた軸はぶれずに、一回一回の会議でやることが決まっている感じがします。

-学年や年齢が異なりますが、みなさんもあだ名で呼びあっているのですか?

石橋:てるてるとは、鴨台盆踊り(※)で既に顔見知りだったっていうのもあります。しおちゃん(=菅原)も以前のサービスラーニングの授業から顔見知りだったので、あだ名で呼んでいますね
※サービスラーニング受講生が企画運営している、盆踊りイベントのこと。

渡邉:あだ名で呼ばれることで、和やかな雰囲気を感じますね。

菅原:私は、てるてるとは今回が初めましてだったんですけど、あーちゃんがてるてると呼んでいたことにつられて、私も呼ぶようになりました。そんな感じで楽しくやっています。

―髙瀬先生の人柄をはじめ、みなさんの仲の良さが伝わってきました。職員さんはどのような存在でしょうか?

石橋:ガッツリ会議に参加する・一緒に作るっていうよりは、私たちが提示したものに後からフィードバックを与えてくれたり、「やってほしいことがあったら言ってね」と言ってくれたりとアドバイス・サポートをしてくれる存在です。これからさらに話し合いの場を設けていけたらと考えています。

渡邉:いつかはミーティング兼親睦会っていう感じのことをやって、親睦を深めたいと思っています。

菅原:オンラインで顔合わせをしたので、対面のようなコミュニケーションを取ることはできていないですが、職員さんと相互関係を強くした上で、一緒にプロジェクトを作っていきたいです。夏休み期間中でも企画に携わっていただいていることは、ありがたいなと感じます。

南門で流しそうめん!

-確かに、ご多忙の中でサポートしてもらっていることに、ありがたみがありますよね。このプロジェクトを行っている上で、どのような思いで取り組んでいますか?

菅原:「南門」を知らなかった点から、最初は申し訳ない気持ちでこのチームに入りました。でも私みたいに南門を知らない人がいるとすれば、なおさら広めたいと思うようになり、自分の大学にあるという意識付けをしなければなという責任感を覚えました。オンライン上でも南門を推せるようなプロジェクトを色んな班と協力し、かつコロナ禍に負けぬよう頑張りたいと思っています。てるてるはどう?

渡邉:南門について、個人的によく使いながらも詳しくは知らない場所でした。「南門」の歴史をはじめとした色々なことを知った上で広めていきたいです。また活性化させることが自分たちの使命なので、ガツガツ取り組んで南門をPRしていきたいと思っています。

石橋:最初、南門活用計画と聞いてパッとイメージがわきませんでした。でもよく考えると、南門でイベントをするときにはサークルだったりゼミだったりと、何かしらのグループに所属して運営していることが多いという印象があったので、このプロジェクトでの活動は貴重だなと思いました。個人的にせっかく大学で様々なイベントをやっているのに、参加しないのはもったいないなと感じます。もっと学生が気軽に参加出来るイベントを企画し、盛り上げていきたいと考えました。
また、秋学期のオンライン授業を受けて1年生が大学に行けない状態で不安を感じていると思います。私も友達に会えず寂しい気持ちがあるので、この授業を通じて、そういった不安や寂しさを紛らわすことができるようなイベントを企画出来たらいいなと思っています。

-秋学期もオンライン授業になってしまいましたが、いずれ大学への入構が緩和されたらやりたいことはありますか?

石橋:この班として言えばやはり「南門」でイベントがやりたいですね。色々な学生を巻き込みたいですし、特に1年生には大学の雰囲気に慣れてもらいながら、イベントに楽しんでもらいたいと思います。個人としてはみんなと飲みたいですね (笑)。


渡邉:あーちゃんの言う通り南門でイベントをやりたいですね。子どもを対象にしたイベントや周辺地域と関連したイベントなど色々やってみたいです。したいところは…同じく飲み会ですね。

菅原:みなさん飲みが抜けないですね(笑)。でも懇親会って実は大事だったりするんですよね。2人が真面目なこと言っている中でこんなこと言うのはどうかと思うんですが、暑い時期なので流しそうめんやりたいです。あと「キャンパス農園班」の野菜を流しても良いなと思います。

渡邉:流しそうめん! さっき僕もそれ思っていました(笑)。

-流しそうめんですか、良いですね! 最後に秋学期に向けての意気込みをそれぞれお願いします。

石橋:秋学期は「南門」を知ってもらいながら、イベントのことを学生に伝えていきたいと思います。単に学びに行くだけでなく、大学に「通うこと」自体に楽しみをもってもらえるような、そんなプロジェクトを進めたいと思います。

渡邉:今後どうなるか分からないところがありますが、オンラインも駆使して、少しでも「南門」を知ってもらえるようなことをやりたいと思います。具体的には「南門」の愛称コンテストの開催や、アンケートに基づいた企画を考えていきたいと思います。

菅原:「南門」を認知してもらう活動をしたいということと、その活動を知った学生が「面白そうだな」と仲間に加わり、この活動を引き継いでくれるようになったら良いなと思います。

和やかな雰囲気がありながらも、それぞれプロジェクトに対する情熱を感じることができました。現在南門活用計画班は祈りのまち巣鴨班・東北復興活動班とコラボしての東日本大震災追悼イベントに向けて動き出しています。新型コロナウイルスの緊張が続く中、果たしてどのようにニューノーマルに対応したイベント作り出していくのでしょうか。そして新しいコミュニケーションの空間として南門はどのように変わっていくのでしょうか。今後の南門活用計画班の前衛的かつ先駆的な活動・活躍に期待が高まります!

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記事・山中 若菜(メディア班ライター)
2020年8月13日取材

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