鴨台盆踊り実行委員に聞いてみました ─実行委員に聞いた今回と今後─
今回、私(メディア班ライター・清水塁)は出展管理班リーダーの人間学部環境学科3年・石倉慈さん(画像1)にインタビューしました。第11回鴨台盆踊りの感想と今後について語ってもらいましたので、その様子をお伝えします(出展管理班とは鴨台盆踊りの企画の出展管理を行う役割があり、今回はすがもプロジェクトのオンラインツアーのコーディネートを務めていました)。
(画像1 出展管理班リーダー:石倉慈さん)
(会場の様子)
大成功に終わった第11回鴨台盆踊り!
7月17日に行われた第11回の鴨台盆踊りは初めてオンラインと対面のハイブリッド形式で開催されました。オンラインはYouTube LiveとZoomを併用して、盆踊りの様子を配信しました。Zoomでは踊り手を募集し、当日は116名が参加してくださり、YouTube Liveの視聴回数は868回と、会場で参加してくださった方を含めると約千人もの参加者に楽しんでもらえたとのことです。
(盆踊りの様子)
今回の目標
今回の鴨台盆踊りの全体的な目的として「地域交流・非日常を、盆踊りを通して参加してくれた皆様に感じてもらえるよう活動する」というものがありました。 今回インタビューを受けてくれた石倉さんが所属する出展管理班の目的は「鴨台盆踊りを開催する意義に沿った企画を出してもらい、お互いの目的、意義をすり合わせた企画を作る。またみんなが楽しく」、「新規の出展団体を作る」ということをメインに活動することだそうです。石倉さん個人の目的はすがもプロジェクトの企画をより良く、世代間、地域交流をしたいと思ってくれる若者を増やすことだと語ってくださいました。
世代間、地域交流をしたいと思う学生を増やすことはすがもプロジェクトとしても全体的な目的でもあります。今回、鴨台盆踊りという大きなイベントにすがもプロジェクトが関われたことは目標達成のための大きな一歩でした。
ハイブリッドの難しさ
今年の出展管理班は、施餓鬼法要とすがもプロジェクト企画のサポートを主におこないます。出展管理班は2人しかいないということや、今年は初のハイブリッドでの開催というチャレンジに伴う課題が多くあったようです。
(オンラインツアーの様子)
(施餓鬼法要の様子)
すがもプロジェクトとの連携
私がお話を聞いた上で大変そうだなと感じたのは、すがもプロジェクトとの連携でした。鴨台盆踊りで、すがもプロジェクトが出展するのは今回が初めてで、同じサービスラーニングの授業ですが両者はほとんど面識もなく、すがもプロジェクトがどういったものなのかを知ることから始まったそうです。
当初は私も、大正大学の地域イベントの一つである鴨台盆踊りに、このプロジェクトがどのように関わることができるのかという不安を抱きました。石倉さんもすがもプロジェクトを知らないため、不安だったと語ってくれました。その上で鴨台盆踊りの目的とすがもプロジェクトの目的、両方に沿った企画作りを出展管理班の目標として活動してくれました。
石倉さんはこの活動を通して、「すがもプロジェクトさんの企画力・実行力はすごいなと感じました。約1ヶ月という短い期間だったと思いますが、1回目のリハーサルでだいぶ形になっていて、そのリハーサルを見て『もう1回、より良いものにしなくてはという思いが生まれました』」と感じたそうです。
状況の変化の速さ
石倉さんに、今年の鴨台盆踊りの感想を一言で表してもらったところ「急な変更への対応が大変だった」と述べていました。
今年の鴨台盆踊りは例年と違い、1日のみの開催でした。本来は2日間の開催予定でしたが、緊急事態宣言中ということもあり縮小開催となったそうです。また巣鴨地蔵通り商店街が所有する櫓(やぐら)を借りて設置する予定でしたが、それも2週間前に断念することになるなど予定が目まぐるしく変わっていきました。その中でどう鴨台盆踊りを盛り上げていくのか、開催予定の企画をどう向上できるのかなどの課題と向き合うことが多かったそうです。
出展管理班だけではなく、鴨台盆踊りのどの班も大変そうだった印象を受けたといいます。それでも、大きな問題もなく盆踊りを成功できたことは鴨台盆踊りの実行委員たちの頑張りがあったからだと心の底から思います。
鴨台盆踊りの今後
最後に、鴨台盆踊りには今後どうなってほしいかという質問をしました。石倉さんは「櫓を立ててのコロナ禍以前の盆踊りをしてもらいたい」と語ってもらいました。また昨年からおこなっているオンラインでの企画も継続してほしいとのことでした。
また、今回の出展管理班の課題は、サークル団体との関係が希薄になったことだと語ってくれました。今回はこのような状況だったので、これまで関わっていたサークルや団体の参加はありませんでした。しかし、今回すがもプロジェクトという新規の団体を獲得できたのは成果だと仰っていただけました。課外活動が制限または禁止という状況で、サークルとあらためて関係性を構築するのはなかなか難しいが、頑張っていきたいと語ってくれました。
私もコロナ禍以前のように櫓が立って、学生たちの出店があり、サークルの出しもので賑やかな盆踊りをもう一度見たいと思っています。いつかこの願いが叶うことを願っています。
最後に、石倉さんから!
最後に石倉さんは今回の鴨台盆踊りを通しての感想を述べてくれました。
「すがもプロジェクトのオンラインツアーを一緒に作り上げていく過程で、様々な人と初めてお会いして約1ヶ月という期間でオンラインツアーを成功させられたことは、大学生活の中でも最も大きな充実感・達成感を得られた機会となりました。すがもプロジェクトのみなさまや施餓鬼法要でお世話になった天台宗の学生、全ての人々に感謝して今後の人生に活かしていければなと思います」
まとめ
今回、石倉さんにインタビューさせていただいて、鴨台盆踊りのことをより知れたと同時に、コロナ禍が落ち着いた後の鴨台盆踊りを見たいという思いが生まれました。また来年以降もすがもプロジェクトが鴨台盆踊りと協力していけるように、プロジェクト自体の知名度を上げていかないと、とも思いました。
今後の鴨台盆踊りも躍進すること間違い無いので、是非来年も注目してください!
(すがもプロジェクトwith石倉さん・前列中央)
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記事:清水塁(メディア班ライター)