【Erika Ikuta Tour 2024『capriccioso』感想レポ】気ままに、気まぐれに、感想を書いてみる。
刺さるような暑さに茹だる8月22日。
湘南の風の音色に後ろを振り返った9月20日。
何気なく過ぎていく たった2日間の間に
私は2度も 素敵な景色を目の当たりにした。
生田絵梨花 ソロコンサート
Erika Ikuta Tour 2024『capriccioso』である。
2度のライブ鑑賞を通じて
体験したこと、感じたこと、心情の変化。
少し時間が経って見えてきたあの日の記憶を
気ままに、気まぐれに、綴ってみようと思う。
・このレポを執筆しようとしたきっかけ
きっかけは、ふとした瞬間だった。
写真を撮るのが好きで、フォルダが満杯の私。
大量の写真を整理していた時に
こんな写真を見つけた。
『いくちゃんのライブに行った時の写真だ』
ライブに行った日のことを思い出しながら
写真を眺めている時間。
ふと、あの時に感じたことが脳裏に浮かんだ。
そういえばこれまでライブは何度か経験したが
レポは一度も書いたことはなかった。
だから、書いてみようと筆を執った。
新しいことを始めるのが好きだから。
・これまでのライブ経験
冒頭に記したように、私は音楽に対して疎い。
もう少し具体的に言うならば
音楽自体は大好物だか、趣味で観たり聴く程度。
つい数年前までライブ等の現地経験がなかった。
そんな私が今から約1年半前 2023年5月18日
『乃木坂46 齋藤飛鳥 卒業コンサート』現地参戦で初めてライブの味を知った。
そこから1回目の生田絵梨花ソロコンに参戦する8月までの間に全部で3回のライブ現地参戦経験がある。
現地参戦したライブは以下の通りである。
また、これ以外に配信で乃木坂46のライブを
17公演(19Days分)視聴している。
もうお気づきだとは思うが
私は乃木坂46のファンである。
生田絵梨花さん(以下『いくちゃん』)も
乃木坂46時代から好きで推しているメンバー。
卒業後も広がる活躍の場を楽しみにしながら
今も応援を続けている。
私は有名人のファンクラブに3人分しか加入してないが、そのうちの1人がいくちゃんである。
それほど注目し、応援している推しの1人だ。
話を戻そう。
先述したように、私は乃木坂46のライブに3度行っている。
つまり、逆を取ると私は『アイドル以外のライブに行ったことがなかった』のだ。
そもそも初ライブが最近であるのに加え
乃木坂46以外に強く推してるアーティストが
あまりいなかった。
それが今日までの”ライブ不慣れ”に続いている。
そんな中、友人を介して参加の機会をいただいた
生田絵梨花ソロコンサート『Capriccioso』
このライブ参戦を機に私は
『アーティストのライブ』を知ることとなる。
・ライブレポ
本題のライブレポに入ろう。
今回は私が参加した
・8月22日『東京公演Day2』
・9月20日『ツアーファイナル』
この2つに絞って綴ることとする。
セットリストやライブの概要等は
私よりもニュースの方が的確にまとめてある。
以下の記事を是非見てほしい。
・ライブに参加しての感想
ここからは上記2つのライブを観て感じたことを
箇条書きにしながらまとめていく。
①圧倒的な歌声。圧巻のパフォーマンス。
1番最初に出てくる感想はやっぱりこれ。
とにかく美声すぎて
アーティストとしてのレベルが高すぎる。
元々、乃木坂46在籍時代のいくちゃんは
他のメンバーを寄せ付けない圧巻の歌声で
誰もが認めるトップクラスのヴィーナスだった。
乃木坂46を卒業してもその美声は健在。
というか、さらにレベルが上がってる。
まるで単調増加関数のように。増加の一途。
アーティストとしてソロデビューできる理由が
この歌声だけで十分納得出来る。
高音域のノビが凄まじい。
周囲の空気を震わせて耳に届くのが分かるほど
高音域が透き通って澄み渡って伝わってくる。
そして低音域には感情移入が込められている。
優しく、しっとりと歌い上げるその声に
表情や感情がぎゅっと込められて伝わる。
”歌声”ひとつにこれだけの色を表現できる。
そのカラフルな音色に染め上げられた。
②”静”と”動”のリバーシ
①で述べた”歌声の切り替え”に似ているが
相反するふたつの切り替えの表現が秀逸。
ライブのセトリをご覧頂くと伝わると思うが
曲目は盛り上がる曲からうっとり聴く曲まで
様々な感情を楽しめるリストになっている。
そんな感情の起伏をさらに楽しめるように
いくちゃんもまた静と動を使い分ける。
盛り上がる曲ではとにかくステージを駆ける。
一緒にタオルを振り回す。満面の笑顔で歌う。
カメラへの目線も忘れずに可愛くアピール。
”歌うことを楽しむ”ように
その目線はずっと前を向いていた。
まるでそれはその一瞬だけでも
アイドル・生田絵梨花の再来を感じた。
これが”動”とするならば
”静”のスイッチが入ると途端に色を変える。
歌聴き手の心の奥底に直接届けるように
一つ一つの音に心情を込める。
楽器と向き合い、音を大切に奏でていく。
笑顔が徐々に真剣な表情へと変わっていく。
”歌うことで届ける”ように
その目線はずっと下を向いていた。
目線の使い分けひとつをとっても
この曲はどういう意図で選んだのか
この曲はどういう意図で歌っているのか
この曲はどう楽しめばいいのか
盛り上がるべきか、静かに音を楽しむべきか
音色にさらに色を与えるかのように
いくちゃんが運ぶメロディーは
私たちをただの満足ではなく
”音に触れることを楽しむ”感情にさせてくれる。
これがアーティストなのか。
1人の女性から生み出させる世界に感嘆した。
③聴いて楽しい、観て楽しい
これは思わぬ副産物だった。
いくちゃんの歌声を楽しみにライブに参加した。
もちろん歌声を存分に堪能した。
ただ、それだけでは終わらない。
”聴いて楽しい”だけでなく
”観て楽しい”の気持ちが強く残った。
もちろんいくちゃんを観れた楽しみもあるが
私の心に強く残ったのは
”iku's funky band”の皆さんである。
”iku's funky band”とは
音楽のエキスパートが集うバンドメンバー。
生田絵梨花ソロコンサート『capriccioso』では
常に帯同し、いくちゃんと共に音楽を奏でる。
調べてもらうと分かるが
一人一人が音楽のエキスパートだらけである。
そんな天才たちを集めて生まれたバンドに
天才ヴィーナスを掛け合わせると……
答えは言うまでもないから伏せておく。
そんな音楽のエキスパートたち。
音楽一色かと思いきや、これがびっくり。
みんな面白い。このひとたちオモロいぞ。
隙なしトークで笑いをとる。
ユニークな動きで場を沸かす。
もちろん完成度の高い音を奏でていく。
アイドルのライブでは見られなかった
バンドメンバーという存在。
その素晴らしさと巧みな技に惹き込まれた。
ライブを楽しむ要素は無数に存在する。
そう教えられたような気がした。
ちなみに余談だが、そのバンドメンバーの中に
一人推しができちゃった。
これまた意外。予想外。奇想天外。
その人の名は 伊賀 拓郎(いが たくろう)
私はこの人が推しメンになった。
見てくれこの写真。もうユニーク。オモロい。
そりゃヴィーナスの笑顔を引き出せるわけだ。
ちなみにライブでも伊賀さんはかます。
そもそも伊賀さんはいくつもの楽器を操る天才。
メインのキーボードを
ぴょんぴょん飛び跳ねながら弾くと思えば
次はいつの間にかホイッスルを咥えて
ひとりで乱れ打ちピーピー合戦。
今まで見てきたホイッスル吹きの中でNo.1だ。
運動会のスターターになって頂きたいくらい。
(そもそもホイッスル吹きとは何ぞや)
知らないうちにアコーディオン弾き始めたら
今度はフルートで音を奏でる。
ホイッスル乱れ打ちにタオルなんか持たせたら
もうブンブンぶん回し。
何かのエクササイズレベルでぶん回す。
その数々のパフォーマンスは見ていて楽しい。
心から言える。
めっちゃ面白い。めっちゃ楽しい。
ということで今後は
伊賀拓郎にも注目していきたい所存である。
以下にライブの集合写真を載せるが
誰が伊賀拓郎か探せばすぐ見つかるだろう。
ひとりだけ奇想天外なことしてるから。笑
ちなみに2枚目は伊賀さんだけ違うポーズだが
これは『モアイの真似』らしい。
……アメイジング。笑
・おわりに
まずはここまで読んで頂いた皆様に
心から謝意を表したいと思う。
この感情を文字に起こすことは難しかったが
できるだけ伝えられるよう努力した。
何度も言葉を選んでは消し、考え抜いた。
何か少しでもこのライブの良さと
生田絵梨花の素晴らしさが伝わっていれば
この記事に意味があると思う。
そして私自身もまた、このレポを書くことで
改めて素晴らしい経験をさせてもらったと
強く感じている。
アイドルのライブだけを経験してきた私は
”パフォーマンスを楽しむライブ”は知っていても
ここまで”歌を楽しむライブ”は知らなかった。
そう気づかせてくれたのは
生田絵梨花という存在だけではなく
共にライブをつくりあげたiku's funky band
ライブに連れて行ってくれた親友
一緒に写真を撮ってくれた同担の方々
多くの存在が交わって
こうして最高の思い出として刻まれている。
改めてその全てに感謝申し上げたい。
皆様の中にはまだ 私と同じように
知らない世界に踏み込もうとしている人が
たくさんいると思う。
どうか躊躇わずに 一歩踏み出してみてほしい。
それで合わなければ後ずさりすればいい。
素敵な世界を知った時の喜びはきっと
あなたを素敵な未来へと導いてくれるはず。
そう信じて、筆を置かせていただく。
改めて一言
お読みいただき本当にありがとうございました!
最後に。
私はライブで笑った。泣いた。喜んだ。
私はライブを心から楽しんだ。
”私は私のできること”を精一杯成し遂げた。
だからね。
皆様にも この幸せが届きますように。
あの時に知った 大好きな曲に 願いを乗せて。
2024年10月23日
アルカス