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位置情報ゲーム/”街を再発見する“意味について考えた

ビットにゃんたーず (ビトにゃん)は街を再発見する位置情報ゲームです。

今回はビトにゃんの紹介にも使われている、“街を再発見する”の意味について考えてみました。考えたきっかけは街を再発見って何?なんでただの発見じゃないの?という疑問からです。

1.再発見とは

それまで気付かなかったそのもののよさを、あらためて認識すること、と用語には載っています。発見には違いないけど、ちょっと良い意味が含まれているような意味合い。今回は対象が街なので、

街を再発見するとは、街の今まで気づかなかった良さを改めて認識すること

ビトにゃんと街の再発見がどうして結びつくかを考えると、やはり“歩くこと”でしょう。では、なぜ歩くことで街の再発見につながるのか考えてみます。

2.街をとにかくよく歩く

ビトにゃんの特徴として、ネコスポットの申請、訪問があります。それらはプレイする上で必要であり(必須ではないけれど)、どちらを放置してもゲームの一部分の楽しみ方になります(それも一つの楽しみ方です)

ゲームを始めてから、できるだけ多くのスポットを申請、訪問をしようと思うと、あちこち色んな場所を歩く必要がでてきます。ゲームする前までは歩く必要のなかった場所まで歩いていくことになります。

そこで見つけたスポットは今まで行く必要のなかった場所で、それが自分のよく知る街の1箇所だとしても、今まで知らなかったので再発見と言えそうです。そして再発見は見つけるだけではなく、改めて認識することで成立します。

3.スポットを理解する

ややこしい書き方してますが難しい話ではないです。

ネコスポットを新たに申請する場合、名前、写真、位置、説明文(省略可)を埋めていきます。これをしようと思うと多少なりともそのスポットのことを知らなければ出来ません。

どんな名前が適切で、写真はどう写すと分かりやすくて、位置は正確にはどこなのか。説明文は他の人に分かってもらえないといけとないので、そもそも自分が知らないことには書けません。ただ対象物から書きうつすだけもできますが、その意味を少しでも知ると理解に繋がります。

例えば、神社。由来や祭神とか、詳しく知るのは大変ですが、一部分だけでも(明治時代にできた、聖徳太子にゆかりがある、鳥居が金色、祭りが有名、神主さんが面白い人など)役に立つかは別として、それらはその神社の理解です。そうすると別の神社を訪れたときに、その歴史を見たら、以前の神社は古い・新しい方だったかと分かるし、ちょっとだけ知識が増えた気がします。それらを説明文に書くもよし、書かぬもよしです。

一方、ネコスポットの訪問は、既に承認されてできているスポットなので申請時に必要な項目はなく、ただ見つけて鈴を鳴らすだけの作業に陥りがちになります。ですがそのスポットがどうやって作られたか少しでも考えると、申請の時に近い理解ができると思います。

4.街の再発見

そうしたスポットの理解の積み重ねが、色んな街の再発見になっていくと思います。

神社ではスポット申請、訪問にのみ焦点をあてましたが、実際にはスポット探して歩く過程で出てくる再発見の方が多いです。スポット申請にかける時間は歩く時間のほんの一部ですので。

また、なぜ普段歩くときより再発見に繋がるかというと、ただよく歩くからだけじゃなく、スポットを見つけるために街をよく見ている(観察している)からにあると考えられます。

少し例をあげていきます。

5.例①:都会と田舎

都会と田舎の比較は、人により見方が変わりますが、よくします。例えば、コンビニが多いか、ショッピングモールがあるか、高いビルが多いか、山や田んぼが多いか、人口が多いか、人通りが多いか、など。事前に地図を見ても分かる部分はありますが、街の商店街の人通りが多いか、コンビニの間隔は近いのか、歩いてみて体感した方が断然分かりやすいです。

6.例②:観光

街の観光は、色んな人に街を見に来てもらいます。そのためにたくさんの施策がされています。詳しい観光案内図を案内所に置く、迷いやすい場所に案内板や標識を立てる、駐車場は観光地から近くて置きやすい場所につくる、現地でガイドさんをたてる、など。

7.例③:人

街を構成する部分には当然人もあります。お年寄りが多い、個人で店を出している人が多い、急いで歩いて駅に向かう人が多い、マナーが悪い人が多い、など。どんな人が住んでいるのか、通っているのか、そのあたりが分かってくるのも面白いです。

8.最後に

自分の住む街だと、ある程度は誰でも知っています。けれど一つでも普段と違う道を歩いてみると、全然違った景色が見えることがあります。(実際に違う街並みに変わったからでなくて、同じ街並みでの話しです。)

何を当たり前のことをと思われるかもしれないですが、実際に体験してみると、ホントに自分の街だっけ?という感覚を覚えることさえあります。

そんな不思議な感覚が自分の住む街でも体験できるし、何度も行った街でも体験できる。そういった体験がたくさんできるのは、位置情報ゲームのならではの面白さだと思います。

街の再発見の経験値。もしそんなのがあれば、位置情報ゲーマーは相当な経験値を持ってそうではないでしょうか。

街の再発見レベル99を目指される方は、こちらのビットにゃんたーず から始めてみましょう。

たまに役立つビトにゃん情報をつぶやいています。

雨乞@aruk_hunter   https://twitter.com/aruk_hunter

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雨乞@アルクハンター
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