大國魂神社への参拝記録
11月上旬のほかほかな休日に一度参拝してみたかった東京都府中市の大國魂神社へ。のんびりと下道ドライブを楽しみながら向かった。隣接駐車場があって、自動車の祈祷だけでなく一般の参拝者も無条件に停めさせてくれる。大変ありがたい。
小さな軽自動車なので、木と木の間の「え?ここ?」って聞き返すくらいのスペースを誘導されたが、そりゃそうだ。11月だもの。七五三の季節じゃない。りょーかいりょーかい。そうねそうね、身の丈にあったところから埋めてゆきましょう。
駐車場脇からすぐに拝殿の近くに入れたけれど、やっぱりここは鳥居をくぐって参道を歩きたいよねーってことで、いったん表通りまで出てみた。
鳥居手前の両サイドに立派なご神木が2本。非常に太ましい右側がよりド迫力。
痛々しくもしっかり枝を広げるさまをうまく撮りたいなと近づいて構えるも、なにをどうしても逆光に阻まれてしまう。少しずつ移動しながら何度トライしてもトライしてもトライしてもどういう訳か、こうなる。
もうこれはこれでよいと言うことか。もはや神聖なものが写り込んでくれているのだと信じている。まだ神域にも入っていないけど、なにかの神様ありがとう。
達筆な社号。神の字に「、」があるのはなぜですか?いま調べてみた。捨て点、咎なし点、捨て筆、補空、呼び方はいろいろあるそうで、どうやら意味があるわけでもないらしい。筆文字のバランスをとるためみたい。へぇー知らなんだ。
軽装で過ごせる心地いいい日和で参拝客もいっぱい。参道には屋台なんかも出ていてなんとも賑やか。七五三のちびっこさん向けなのかな。お祭りみたいでいいね。
それはそうと同じ東京でもちょっと西の方へくると紅葉が少し早く進んでいるんだな。2・3日前の地元の氏神さんは境内の緑がまだ青々してたのに、ここは黄色もオレンジもある。
門ふたつくぐったら、さて拝殿。
正面から写すには人が多すぎたので、手を合わせたあとよけて撮ろうとしたけれど、どの角度からも結局むずい。今日のところは華やかなちびっ子たち込みでよしとしましょう。
いやー自分の時を思い出すなー。写真映えする用の厚底の下駄が嫌で嫌で。もともと写真がきらいだったのに、歩きにくいものはかされて、いい顔でこっち向けとか無理で無理で。千歳飴のOKが出てから多少機嫌はよくなったけど、低めの草履で飴くわえてる姿ばっかりになって親は散々だったろうな。聞き分けない頑固者だったのだ。すまぬ。
本殿の屋根。ここに神様がいるんですかねー。一番近いのは拝殿よりも本殿裏なので、真裏の塀際でも手を合わせようと思ったら、やはり先客が。ですよねですよね。ここで静かに落ち着いて伝えたいことありますよね。
敷地の最奥にも立派なご神木が。全景を写せないほどの大木があちこちにあって、ここはほんと歴史を感じる。何代も前の人達ときっと同じ木を見上げてるんだなーって。
左手の赤い塀の向こうは拝殿と本殿の間のスペース。ちょうど七五三詣の祈願をしているのか、格子の間から儀式の和装姿が見えて、雅楽の音が聞こえてくる。しばし立ち止まって、じっとおこぼれを浴びた。なんともありがてい。
さて、そろそろ帰ろうか。
えーとこれは何門だったかな。拝殿を背にしてふたつ目の。ちょっと公式で調べてきます。えーと、拝殿に近いのが中雀門、こちらが随神門でした。
お若い方はこのあたりでハートマークに似た形なんぞをウキウキお探しになったりするのでしょうが、
あたしら世代はもっぱらこっちの恩恵を望むよね。福耳の神様たち。
はぁー福々。富ですな。俵に小槌に鯛ですな。恋愛運よりも金運・開運・仕事運ですわなー。あははー。
それにしてもこの神社はこまかな細工がどこもかしこもいちいち素敵でした。
あと狛犬さんもたくさんいて、どの阿吽も絶妙な組み合わせで、みんな違う味があってとてもよかった。一部を列挙してみます。
そして個人的に一押しの彼ら。です。
傷だらけでニコニコな彼ら。なんかもうかわいくてかわいくてしばらく眺めたさ。なんなのこの愛嬌、まじ縮めて連れて帰りたい。
あちこちに七五三のお祝いパネルやお年賀用の新春パネルなんかが設置してあって、みんなその背景の前で撮影してました。和装のペコちゃん(from 不二家)なんかもいてお子さんたちは順番待ち。なんとも気の利いたフレンドリーな雰囲気の神社さんでした。
いい時間を過ごしました。ありがとうございました。
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