2ワン見送ってはじめてお彼岸らしいお彼岸
両祖父母をはじめ、早くに他界された同世代の友人・知人もそれなりにいるのに、いまだお彼岸っていつ?お彼岸って何すんの?と正式な過ごし方も知らないままスーンと素通りで生きてきた。まぁ特定の信仰もないし、仏教が身近でなければそんなもんだよねと正直思っている。
初代犬を見送って8年、二代目犬と別れて10か月。2ワンを合祀してもらったお寺さんから3月に春彼岸会、9月に秋彼岸会のお知らせが届くようになってからお彼岸という響きが少し身近になった。
お知らせの用紙にはお彼岸の簡単な解説や期間が記載されていて、いついつの何時から法要をしているからどうぞご参加くださいねというもの。春彼岸とは春分の日を中心に前後3日間、秋彼岸とは秋分の日を中心に前後3日間を言うらしい。今年の秋彼岸は9月20日〜9月26日というとこになる。
先月こたらふの命日供養とふたりの盆供養をきちんとしたので、今月はふらっと行ってお墓参りだけすることにした。お彼岸だし共同墓のまわりは仏花ばかりかもなーと思って、あえて洋花を選んで向かった。
お寺さんで用意されている香華も和の風情強め、持ち込み含めても全体的に菊や百合系が多かったので、単色グラデーションのピンクい一団は締まりがあってなかなかよいチョイスだったと思う。長持ちするしかわいいし。こたは興味ないかもだけど、凪はたぶんヒラヒラ似合うし。
お花活けて、お線香たいて、手合わせて、よし帰ろうかと思ったら、ちょうど午後の法要がはじまっているっぽい。ちょっと僧侶のお声でも浴びて帰ろうかと読経所を覗いたら、参列者が順番にお焼香をしているタイミングだったので、外野から列に並ばせてもらった。
凪こたのお墓参りして、帰りにスリッパ買ったらもう今日の予定はクリア!と出かけたけれど、想定外にお経も聞けて、お焼香もできて、充分お彼岸らしいことできたな。よかった。
しまむら寄って、なにやら機能性スリッパ的なものも買えた。あたしの足はどうも厚みが足りないようで、並サイズの前開きスリッパだと前へ前へどんどん足がはみ出してしまうので、とにかく現場で一番細め(キツめ)を選ぶことにしている。
デザインの良し悪しよりもまず細さ優先。見た目やサイズ表記でまず小さそうなのを選別し、あれこれ履き倒しながら脳内トーナメントを開催。そこで勝ち抜いたものを基準にして、もしカラーバリエーションがあれば、そこだけは好みを出す。
今回の勝者はぶっちぎりの小振りさんだったので迷いなし。カラバリは豊富だったものの、有り無しで言うとアリ色が一択だったので即決。チョー安かった。これしか選びようがない品が、プチ中のプチプラだったわ。なんかありがとう。ようこそ。
なんだか諸々運びがいいような気分になって、一度車を置いてからまた散歩に出てみた。犬とは相性がよくないだろうと立ち入ったことがなかったお稲荷さん。ご住職のお身内らしき年配のおねいさんが境内のお掃除をされていて、遠くから頭を下げてくれた。こんにちは。お邪魔します。広くて静かで素朴でいい神社さんだった。
お彼岸に「おはぎでも」とサポートいただいたことを思い出し、このあたりに和菓子屋さんがあったようなと遠まわりをしながら帰ったら、該当のお店はもう閉店していてシャッター商店になっていた。残念。そういやもう一軒あるなと次のお店を目指す。
店内に入ると、おはぎのパックが残りひとつ。3個入り。多い。しかもこしあん。おはぎはやっぱゴロゴロした見た目の方が雰囲気出るんでねーの?と見つめていたら、次のお客さんが入ってきて、背後で「おはぎある?」
3個入りのこしあんがあとひとパックだけなんですー・・・のやり取りが始まったので、その隙に静かに店を出る。あきらめて晩ごはんだけ買って帰ろうとスーパーのお惣菜コーナーに向かうと、オリジナルのおかずやお弁当の隙間に「お彼岸おはぎ」発見。2個入り。しかも「餡から手造り」のシールついてる。いいじゃない。
量産された規格サイズの能面おはぎではなく、絵に描いたような「昔ながらの手づくりおはぎ」がぼってりと。これぞお彼岸なのですな。お初です。よろしくお願いします。お下がりは今日と明日のおやっつです。ごちそうさまです。
今日は秋分の日。真西に陽が沈むところを見届けたかったけど、台風が近づいていて夕日どころではないな。
前回(台風14号)の時はベランダ班の植物を屋内退避させたけれど、今回(15号)はさほど影響なさそうかな。しまった方がいいのかな。雨は強そうだけど、風はそれほどでもない予報。何事もなく過ぎますように。
先週は雨に濡れたシマちゃんを回収するのに、凪のトイレトレイがとても役立った。これはこれでいいじゃないか。衛生アイテムは譲りようがないけど、よき使い道が見つかりました。