凪の一周忌とこたらふの追善供養の日
2022年11月6日。凪の急逝から丸っと1年。当日がちょうど日曜日だったので、身内が集まって一周忌法要とお墓参り。もちろん先代こたさんの追善供養も兼ねて。
凪の四十九日のタイミングで自宅供養していたこたらふのお骨と共に合祀埋葬。永代供養をお願いしたお寺さんに出向いてお経を上げていただいた。
今回はじめてお世話になったお坊さんの読経は、なんだか軽やかでリズミカルで楽しい雰囲気。ぽくぽくぽくぽくの音にあやうくノってしまいそうだった。実際あたまがちょっと揺れたかも。
いつも担当してもらっている僧侶の声は、いちいち腹に響いてなぜか自然と泣ける系の波長なので、同じお経でも人によってこんなに違うものなんだなーとしみじみした。沁みるのもノれるのも、いずれにしてもありがたい。
共同墓と実際にお骨の大部分が埋葬されたであろう場所にも出向いて「こたろー凪ー来たよー」。しかし気配的にはやっぱり「お墓になんかいません」という感じ。なんならふたりとも我が家から車に乗って一緒にきたんじゃないかなって方がしっくりきちゃう。
いつか自分が死んだらまたふたりに会えたりするんかなー。人間同士と違ってワンコたちとはそういう理屈はないんかなー。なんか彼らの方が絶対的に清い存在な気がするもんなぁ。尊さが遥か上っぽいのよねー。
まぁ誰も彼もは会えんかもしれんけど、もし誰かが会えるとしたらその権利はあたしにありそうじゃない?あのふたりの分くらいは優先的にさ。お気楽にそんなことを思って、その日がくるまで地道にこつこつ生きておきませう。
せっかく家族が集まったし、昼過ぎには法要も終わったので、午後はあるじ姉の運転でドライブがてらプチ観光もしてきた。深大寺に参って国宝を拝むのです。
我が家には角大師の護符を貼っているので、元三大師堂で手を合わせ、日頃のお礼を伝えます。
七五三の季節なので華やかな装いの小さい人があちらこちらに。我々姉妹は明治神宮だったが、動きにくい和装と苦手なカメラにひたすら不機嫌だった思い出しかない。特に砂利道でのぽっくり下駄が辛かった。特別なおやっつ千歳飴をエサに写真撮影の時だけ履き替えされたんだっけかなぁ。
大人になって振り返ると祖母手製の着物を着せてもらって、綺麗に髪を結ってもらって、わざわざ出向いてお金をかけて、これからの成長を祈願してもらう。とても幸せなシチュエーションのはずなんだけどね。
子供って正直だよね。たった今のしんどさしか見えなくて、なにをどうおだてられても笑顔ゼロ。親の想いに配慮する余裕はなかったなー。アハハー。その節はすんませーん。当時はありがとうございましたー。
去年の11月6日はなんともひどい1日だったけど、今年の11月6日はとてもよい日になりました。
こたらふと凪の供養ができたこと、お蕎麦の注文がミスられたり、ナビが狂って無駄足を踏んだりやいのやいのしながらも、みんなでわいわい過ごせたこと、快晴無風の理想的な秋晴れだったこと。最高の陽気。なによりなにより。
このnoteで投げ銭サポートくださったみなさんのおかげでもあります。みんなの優しさが交通費やお布施や香華代やお団子代に化けました。本当にありがとうございました。
こたよ凪よ。みなさんのところにありがとうのお粉を撒きにゆきたまえ。
ご支援ありがとうございます!凪こたの供養サポート、あるじの水分サポートいずれも大感謝であります🐶😄